8月3日。私たち夫婦は鳥取県の大山に登った。大山は深田久弥の「日本百名山」に入っている山で、伯耆富士とも呼ばれている。私たちは2日、三沢空港から羽田を経由して鳥取空港まで飛んだ。空港内でレンタカー(予約済み)を借りて、とりあえず鳥取砂丘をのぞくが時間の関係で写真を写しただけで、大山町の大山寺門前の旅館へ向かう。予約しておいた旅館は、登山の人がよく泊まるらしく、朝食の弁当も気分良く作ってくれた。3日は4時起床。5時に宿を出て橋をわたり、すぐのところから「夏山登山道」に入る。この道はある意味良く整備されており、木製の階段が延々と続くのでかなり疲労感を感ずる道だ。6合目には避難小屋があるが、まさに避難のための小屋の感じ。ここから8合目までが本格的な山道となる。そして有名なキャラボクの林に入り、このあたりから山頂まではしっかり木道が出来ている。かつて大山も山頂付近は踏み荒らされ、裸地になっていたらしいが、多くの人の努力で今は緑が復活している。山頂直下には山頂小屋があり、トイレも利用できるのでありがたい。この小屋は太陽光で発電していて、それでし尿の浄化もしているらしい。小屋から少し登ると山頂。山頂もすっかり木道で覆われている。山頂へは8時30分着。朝食休憩をとって9時下山を開始、岩室を回るコースをたどる。この岩室は大神神社の神事で使われていたものらしい。このコースは花畑の中を通る素晴らしいコースだ。ハクサンフウロに似た花が咲いていたが、説明を読むとシコクフウロという花らしい。この他にナンゴクトラノオなどもあった。北国の山や、アルプスとも違った高山植物を堪能して5合目まで下り、行者沢コースへ。このコースは2000年の地震で一時通行不能のなっていたが、復旧工事もされて今は通行が可能だ。大神神社のところにある登山口に出て、大山寺を通って下山終了。前日泊まった宿でお風呂に入れていただき、いっしょにやっている食堂でザルそばを食べ、ついでに残っていたおにぎりも食べて昼食を済ませ、次は境港の水木しげる記念館に向かった。大山は神々しい山だと感じた。
8月6日。おはようがんす。今日は広島に原爆が投下されてから70年目の日である。私が広島を訪れたのはずいぶん昔のことになるが、今日も核兵器廃止への願いが発信される日になるだろうと思う。
さて、昨日3泊4日の山陰旅行から帰り、「民報ひろの」定期号の私の分は昨夜の内に入力を終えたが、議員である妻の分(臨時議会の内容)などが入力できていなかったので、今日の朝食準備は代わってやって作業をさせた。そのため「山賊食堂」臨時開店である。昨日、三沢からの帰路に下田のイオンで買ってきた、サンマのカバヤキ、コロッケをあたため、キュウリもみと大きなシシトウとエリンギの炒め物、ツルムラサキのおひたしというところでごまかした。