五木寛之の『親鸞』上・下を読んだ。実は完結編を読んでしまって、その前の分を探して読もうと思っていた。大野図書館に行くと、『親鸞』と『激動篇』とそろっていたので借り出しておいた。親鸞はいわずと知れた浄土真宗の開祖である。小説『親鸞』は、その親鸞の子ども時代から9才で出家を志し比叡山での修行を経て、法然の弟子となり、やがて他の仏教界からの批判や時の朝廷からの弾圧を受け、親鸞も越後への流刑となるまでの話である。叡山の修行時は「範宴」、法然門下で「綽空」、「善信」、越後に配流される際(愚禿)「釈親鸞」となる。法然は「浄土往生」と説いた。もちろん五木寛之の『親鸞』は小説であり、登場する人物もすべてが実在の人物というわけではないが、下級貴族の家に生まれ、叡山で修行していた親鸞が、何に苦悩し宗教者として開眼していったか、その一部は理解できたと思う。私自身は科学的社会主義の学説を学んできたものとして、特別の信仰を持つ身ではないが、社会の底辺の人々に目を向け、その心の解放を願っただろう親鸞には同感すべき点も多々あると思う。
8月27日。おはようがんす。前線とオホーツク海高気圧はら吹き寄せる東風のため、今日もどんよりした曇り空。今にも雨が降り出しそうな気配である。天気予報では雨、今日の久慈地域の集会は出来るのだろうかと心配している。戦争法案を参議院で11日の採択しそうな気配だという。30日の全国の集会の成功で、採択強行を許さないと声をあげよう。当地では明日から県議選が始まるので、27日の開催になったらしい。ぜひ成功させたいものだ。
今はユウガオが旬。産直などでは丸ごと1つ500円程度で売っているが、1本買うと量が多すぎるのでスーパーで6分の1程度のものを買ってきて食べた。上の段の真ん中がそれ、定番の炒め煮である。青ナンバンを利かせて醤油と少しのみりんで味付けをしている。これを食べると夏の終わりを感ずるのである。