笹幸恵の『沖縄戦 二十四歳の大隊長』という本を読んだ。大野図書館に7月に入ったばかりの本である。笹幸恵は1974年神奈川県生まれ、大妻女子大学短期大学部卒、出版社勤務をへてフリーライターとなったある。太平洋の島々を中心にかつての戦場を巡りあるき、『女ひとり玉砕の島を行く』、『「白紙召集」で散る―軍属たちのガダルカナル戦記』、『映すは君の面影』などがあるという。大妻大学非常勤講師でもあるらしい。この本は、日本国内で唯一地上戦が行われた沖縄での戦いの中で、伊東孝一という陸軍大尉で大隊長だった人物の回想を中心に、沖縄戦の真実を描きだそうとしたものらしい。伊東は「沖縄決戦などなかった」と語っている。映画『日本の一番長い日』の中でも、陸軍の「本土決戦のために沖縄を捨石」にするという考えのもと、決戦を避けアメリカ軍をできるだけ長く沖縄にとどめておこうとする意図が読み取れる。人命を軽んじた軍の体質が良く現れていると思う。今、安倍内閣は「海外で戦争をする国」に日本を変えようとしているが、それがどのような結果をもたらすか、この本はそれなりに警告を放っていると思う。文章の上では、反戦平和への思いの打ちだしはなのだが…。
8月21日。おはようがんす。大野地区の最大のイベント夏祭りが終わり、元の生活が戻ってきた。昨日は午後から残り2枚の田んぼに殺虫剤を散布。稲も少しずつ頭を下げ始めている。作業を終わって、高校野球の決勝戦を応援、仙台育英は惜しくも初優勝ならずだったが、激しい打撃戦を十分楽しませてくれた。
今朝は、塩サバの残っていたのとシシャモの干物という取り合わせ、インゲンの白和えやら、ゴーヤーチャンプルー、コマツナの辛し和え、サラダ、相変わらずの魚と野菜料理。