M.Y 写真工房 旬

写真撮影会のスケジュール案内。
山口益路のフォトライブラリー。

墓の話

2015-08-27 00:01:00 | 和歌山



                                菩提寺の曹洞宗 霊巌寺
                                
                                10年振りに両親の墓参りと、母の二十五回忌を済ませました。

                                
                                お寺は、「校歌の話」に出て来た負岩の麓にあります。

                             我が家の墓から見た、高池・上部地区。
                             家並みの左側は、子供の頃は田んぼでした。
                             
                             和歌山は大変平地の少ない県です。
                             海際まで山がせり出し、山々を縫う様に大小の川が流れています。
                             山と川の僅かな平たい土地に集落が出来ます。
                             その狭い平たい土地の一等地は田畑になり、人は田畑と山の境に住みます。
                             死んだ人は、もう土地が無いので、山に上げられます。
                             
                             
                           そこで、下の写真のように、ひな壇状の墓地が出来上がります。
                           古座川流域の墓地は皆この形です。
                           
                           年寄りには、墓参りは大変な苦労です。


                           古座川町は過疎の町ですが、この墓地にも過疎の波が忍び寄っています。
                           無縁仏になったり、土地を離れた人が墓を移したりで、かなりの墓石が
                           無くなっていました。
                           これもまた、寂しいものです。


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盆踊りの話

2015-08-22 00:01:48 | 和歌山

21日、22日は足立区綾瀬の盆踊りです。
家から70~80mの公園で行われます。
夏の一大イベントです。



こちらは先日帰郷していた時の、高池下部地区の盆踊り。
雨だったので、「互盟社」という明治時代に出来た、若衆の育成会の建物で
行われました。
ここでも踊り狂いました
♪(*^^)o∀*∀o(^^*)♪

右の窓際に並んでるのは、初盆(新盆)の家が、霊を迎えて送るための灯篭です。
16日に、初盆以外の家の者が地踊りを踊り、読経の中、この灯篭を燃やして霊を送ります。
田舎の盆踊りは、純粋な仏教行事なんです。



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古座川です 4

2015-08-20 00:01:00 | 和歌山




                                                        


                                                        

                                                         只今、「嶽の森山」に登ったブログ記事を鋭意製作中

                         先日のアイフォンの写真じゃなく、一眼レフの写真で中継ぎです




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校歌の話

2015-08-19 00:01:00 | 和歌山



                             


                               
                               「負岩」(おいわ)と呼ばれる高池のシンボル的な岩山 


                                        負岩の空に映ゆる松

                                    千古不変の色見せて

                                    のぼる朝日の朗らかに

                                    我が学びやを照らすなり


                              
                                    愛宕の山の月影に

                                    夢安らけく守られて

                                    流れ絶えせぬ古座川に

                                    我が学びやは映ゆるなり


                              この万葉集から抜き出した様な詩は、古座川町高池小学校の校歌の歌詞です。

                              メロディーを伝えられないのが残念。
                                                                  
                              僕が小学生だった50年前で、既に古めかしい歌だったので、今では古典です。

                              正確には分かりませんが、作られて100年は経っていると思います。

                              古くて有り触れていない校歌故に、卒業生は全員この歌を歌えます。

                              90を過ぎたジイ様バア様も忘れていません。

                              先日帰郷して、今風の校歌に変わってるんじゃないかと心配したけど、

                              しっかりと、変わらず歌い継がれているそうで、安心しました。

                                                            変えない事が、グッド ジョブだと思います。

                              100年歌い継がれている事が、地元の誇りであり、地元を離れた卒業生の、

                              故郷への心の拠り所でもあります。



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盆踊り

2015-08-16 00:01:02 | 和歌山


古座川町高池 上部地区の大変ひなびた盆踊り。

僕は、この周辺地域で踊られる、地踊りの名手でした(・ω・)ノ
でも、十数年振りの盆踊りなので、覚えてるか不安でしたが、直ぐに体が反応して踊り狂いました♪(*^^)o∀*∀o(^^*)♪


和歌山 古座川の台風12号

2011-09-05 00:05:40 | 和歌山


                       大被害

              

    4日の朝、長姉が携帯で撮った古座川です。
    河口から1kmの位置。川幅150mです。
    夜中に水が手前に乗り越えて、すぐ側の姉の家の玄関まで迫ったので逃げたそうです。
    普段ここは川面から10m近い高さがあるんですよ。
    ここより低い位置にある僕の実家(今は空家)は、床上まで泥水が来て
    畳がめくれて、惨憺たる状況だそうです
         付近一帯も泥だらけだと言うことです
 
    4日のNHK午後7時のニュースでは、
    「紀伊半島は山が海際までせり出していて、川の傾斜が急で、大雨が降っても
    一気に海まで流れてしまうので、昔から水には強い所でした」
    という意味の事を言っていました。

    と~んでもない
    古座川町は昔から水害の多発地帯です。

    子供の頃の実家の床の間には、伊勢湾台風と室戸台風の浸水した
    水跡が残っていました。

    幼稚園の年少の頃だと思います。
    父に背負われて、父の腰まである水の中を、本家の二階に小さかった僕だけ
    逃がされました。
    本家で、一人で大変心細い夜を送った記憶があります。

    同じ頃、家族全員で、裏山伝いに隣の親戚の中二階に逃げた事もあります。
    小学校の時は、家の前にある7段の石段の、6段目まで水が来ました。
    高さの無い前の家は、床上まで浸かっていました。

    その後、蛇行していた支流の河川工事などが進んで、大きな水害は無くなりました。
    でも今回は、幸い死者が出てないので、全国的なニュースにはなりませんが、
    室戸台風以来の大被害です。

    世界柔道や、世界陸上の興奮も吹き飛んでしまいました
    遠くにいるのがもどかしいです
         


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和歌山の風景

2011-06-01 00:01:00 | 和歌山



                    久々に橋杭岩


            

            
            撮影日:かなり若い時


       民謡「ここは串本~向かいは大島」の串本節です。
       2番に「一つ二つと橋杭か~けて心届~けよ大島へ~」とあります。

       弘法大師が創ったという伝説・民話が残っています。
       面白い話ですが、簡潔に要約出来ません 
       悪しからず



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和歌山 古座川の祭り その2

2010-02-15 00:01:00 | 和歌山

              古座川 御舟祭り


        御舟祭り(河内祭礼)は古座川流域の、串本町古座、古田、
        古座川町高池、宇津木、月ノ瀬の5地区の祭りです。
        御舟祭りがメインですが、各地区の独立した祭礼が同時進行で
        行なわれる特異な形の祭りです。

                  
        25日本宮当日、朝から祭り見物の屋形船が、続々と河内様にやって来ます。

           

           
                        御舟が動き出して祭りの始まりです。

           
           川原では獅子舞が奉納されています。           
           後ろの観衆の姿から、30年の時の流れを感じませんか? 
           
           
                        「古座獅子」(こざしし)
           熊野地方に広く伝承されている獅子舞のルーツです。
           十二種もの演目があり、それぞれ物語があります。
           祭りと同じく、国の重要無形民俗文化財に指定されています。             

           
       櫂伝馬(かいでんま)の競争で、祭りはクライマックスを迎えます。
       河内様を3周します。

           
           漕ぎ手は古座中学校の生徒です。
           当時は古座地区の生徒に限られていましたが、今は
           少子化の為、他の地区の生徒も漕いでいるそうです。

           
           一ヶ月ほど特訓してこの日に備えます。
           中学生が地域の大人に鍛えられます。
           学校も地域の祭りの練習に時間の配慮をします。
           今の都会ではなかなか見られません。
           大変勇壮な競争で、見応えあります。

           櫂伝馬競走が終わると、御舟を先頭に無数の船が
           河口に帰って行きます。


         翌26日はそれぞれの地区の獅子舞が町なかで披露されます。
                   
                   これは高池下部地区。

                         

            
            子供の時から親しんでいた獅子舞ですが、
            演目の名や、物語を説明出来なくなっています。
            歳だからじゃないですよ。
            この写真を撮ってから30年、祭りを見ていませんから。

            僕は大学進学で古座川を離れ、筑波から東京に定住しました。
            でも、故郷から離れていても、ああ懐かしい。 
                          「うさぎ追いし かの山・・・・・忘れられぬ古里」です。            


            いかがでしたか「御舟祭り」。
            まだ写真家の、ヒヨコ以前の卵の時期の写真です。
            取材力、写真表現は劣ってますがご勘弁を。

            夏はまだまだ先ですが、今の内にスケジュールを組んで
            7月に見に出掛けてみませんか。
            感動すること、請け負います
           
            撮影:‘79年7月24・25・26日


                                           その1はこちら 


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和歌山 古座川の祭り その1

2010-02-14 00:01:00 | 和歌山

              古座川 御舟祭り


古い写真を整理していたら、懐かしくて貴重な写真が出て来たので紹介します。  

僕の故郷、和歌山・古座川の「御舟祭り」(河内祭礼)です。
撮影は1979年(昭和54年)夏。24才、まだ写真家の卵の時です。

この祭りは源平合戦の時、源氏に味方して壇ノ浦の戦いに参加した熊野水軍が、
戦勝奉納をしたのが起源とも言われています。
国の重要無形民俗文化財です。
7月24日が宵宮。 25日本祭り。 26日裏祭り。
今日は24日の宵宮です。

                     御舟渡御                
           
    7月24日、古座川河口から、幟・提灯・吹流し等で綺麗に飾り付けられた
    三艘の御舟が、2km上流の河内様(清暑島)に向かい川を上ります。

             
         古座川は紀伊半島最南端、つまり本州最南端の川です。
         全国的には無名ですが、大変綺麗な川です。

           
           モノクロで色は伝わりませんが、絵巻物を見る想いです。           

           
              広くて、深い、大きな淵の中に河内様(清暑島)があります。
              この島が河内神社,つまり河内様です。 
              地元では「こうったま」と呼び、子供達の格好の水泳場です。
              ちなみに、この地域の小中学校にはプールはありません。
              皆、川か海で泳ぎます。逞しいんですよ。 
              三艘の御舟はこの島を右回りに三周します。

           
                  夜籠りが始まります。

           
           暗闇の中、舟歌を唄いながら御舟が河内様を周ります。
           荘厳な歌声が流れ、提灯の灯が川面に映って幻想的です。
           

                                      明日につづく。

                                  その2はこちら



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田舎の風景

2009-12-09 00:01:50 | 和歌山

     和歌山・南紀の風景



            
                         橋杭岩

            
                          潮岬
               本州最南端。台風情報ではいつも登場します。

            
              振り向けば太平洋と南国の空!




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水のある風景 6 (和歌山)

2009-05-21 18:04:48 | 和歌山

故郷(和歌山・南紀)の風景



関東の人には馴染のない風景を紹介します。


潮岬

本州最南端、台風情報で名前だけはお馴染み。


橋杭岩

名前の如く、奇岩が沖に向かって20数個立ち並びます。 


九龍島(くろしま)
 
源平合戦で源氏に付いた熊野水軍の伝説が残っています。


西向海岸

美しい玉砂利の海岸が続きます。




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