8月15日、和歌山県古座川町の「嶽ノ森山」(367m)に登って来ました。
この山は、「雄岳」と「雌岳」の二つの頂上がある双耳峰です。
コース距離約4,5km。コースタイム約3時間
手頃な山です(普通なら)
こんな長閑な景色の中に、
登山口があります。
昨夜、少々酒が過ぎた様で、緩い登りなのに息が切れます
なので、ゆっくりユックリ登ります
更に進むと、
「ナメトコ岩」入り口 この日は無闇に暑い日で、綺麗な水溜りに上半身を
浸けて冷やしました
苔が生えた大変滑りやすい岩です。
この窪みは、戦後の植林事業の時、作業効率を上げる為に掘られたそうです。
この先150m続きます。 先人に感謝です
巨大な岩の谷を縫うように進みます。
ずっと炎天の日が続いていたのに、冷たくて綺麗な水が流れています。
両側はこんな感じ。
200m近く続きます。
暑さを忘れて、楽しくなる場所です
「ナメトコ岩」が終わると、ロープが垂れていて、 そのまま真直ぐ、藪の中に踏み跡が入ってる。
ここを登ると、 「えらくワイルドな道やないか」と迷わず進んで、藪を抜けると・・・・・・・・
ここに出た
「ゲッ!ウソやろ!ここ登れてゆうんかい!」(まだ古座川弁が抜けない)
畳半畳程の足場の左右は、下までストンと落ちる絶壁
目の前の絶壁に登った跡があるので、僕も登るつもりで手掛かり足掛かりを探していたんだけど、ふと思い直した。
「下の大した事も無い斜面にロープを付けて、ここに何も無いのはおかしい。
第一、町の観光パンフレットに載せる様な山で、こんな命懸けの事をやらす訳が無い。」
そこで引き返したら・・・・・・・
ロープを登った所から直角に左に進む細い道があった でもこの道は、ロープの位置からは木の陰になって見えない。
目印のテープも無いから、そりゃ間違う
「この目印は、さっきの所にこそ付けるべきだ」と、ブツクサ言いながら進んでいると。
傾斜がきつくなって、 ここをよじ登ると。
はいっ! 嶽ノ森山・雄岳テッペン(376m)
標準タイムが1時間20分の所を、体調を見ながらゆっくり登ったので、2時間10分かかりました
で、テッペンからの景色は・・・・・・・・・・
ムッハー 紀伊山地です 山また山 重畳の山
山の上の直線は、太平洋・熊野灘の水平線。
これから行く「雌岳」
右下の巨岩は「巌の巨人」(いわおのジャイアント)と呼ばれています。
巨人の左横顔です。この顔が笑っていれば、良いことがあるそうです。
残念ながらこの日は泣いていました
ゆっくりしたいけど、日陰が無い 次の雌岳に向かいましょう。
急降下して、
直ぐに急上昇です。 ヨイショ!コラショ!とよじ登ります
「雄岳」よりきついです。 かなりヒーコラ言います
テッペンが見えた この岩を右から回り込むと・・・・・・
ハイッ!雌岳テッペン(369m)です この岩の上に立つと、
再びムッハー
さっきまで居た「雄岳」。 山水画のような風景
テッペンの小さな木陰で昼を食べます。 風が吹いて涼しいです。
さて下山しましょう。 またまた急降下。
「一枚岩」方面に下ります。 急降下が続きます。
途中で見えた「一枚岩」
国の天然記念物。幅500m、高さ150m。
文字通り一枚の岩が屏風の様にそそり立っています。
下山後に撮影するつもりだったけど・・・・・・・
「豆腐岩」
ここだけしか画面に入らなかったけど、幅70~80mはあります。
さて、ここから先、足がつり始めて、最後は熱中症で救急車の御世話に
(先日の救急車騒動はこちら )
下山後に「一枚岩」や周辺の山水画の様な岩山を撮るつもりだったけど、全てオジャン
それどころか、二人の姉家族を巻き込んで、大騒ぎになってしまった
飲んだら登るな、登るなら飲むな です。
大反省
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