御堂筋の銀杏の葉のゴールドが維新の会の圧勝に彩りを添える形で大阪のダブル選挙が終わった。
とにかく、今年の御堂筋は夏から晩秋にかけて大阪の話題の通り道となった。
こんな大阪の政変などを横目に東京でいよいよ「東京モーターショー」が何十年ぶりかに東京にもどっての今日から一般公開となった。
環境対応、超燃費車はもう当然の要件となり、いまは原点に戻って、環境と楽しさがコンセプトになっているようだ。トヨタ86が出た。携帯でコントロールする車もある。大阪のモーターショー(来年1月20日から23日までの開催とのこと。)が、俄然、待ち遠しくなってきた。コンセプトカーや未来の車に二年ぶりに確認できることになる。
さて、さて、自動車の前後に表示されるナンバーには地名の表示が入っているのはご承知のとおりである。
登録を終えて、交付されるナンバープレートには運輸支局を示す地名が表示されている。寝屋川市内にある大阪運輸支局での登録であれば「大阪」の文字が表示され、「なにわ自動車検査登録事務所」での登録であれば、「なにわ」の文字が表示されることになる。
さて、私の職場の建物は大阪府、東北部に位置するその寝屋川市内の中心部、大阪運輸支局に程近いところに建っている。
大阪運輸支局は、言わずと知れた大阪ナンバーの車検、登録等を主に所轄されている国の機関である。念を押すが、『寝屋川』ナンバーではなく『大阪』ナンバーである。
聞くところによれば「いざなぎ景気」の真っ只中、(いざなぎ景気を知らない人はネットで確認。注、私も記憶にない。)モータリゼーションの奔り(はしり)あった1965年(昭和40年)前後に現在地、寝屋川市内に、手狭になった大阪市内森之宮事務所から移転してきたそうである。
凡そ半世紀にわたりこの地、寝屋川市で大阪ナンバーを扱ってこられたことになる。
敷地内の中心にある自動車検査棟は、近代的な電通大やNTTの巨大なビルに挟まれ一見しても老朽化が進んでいる建物である。移転から約50年近くも経っているとのことで当然ではあるが。
そんな古臭い自動車検査場の横で、今春ごろから夏場にかけて新しい検査場の立て替え工事が進められ、今は仮囲いが取れ、近代的な検査棟が見えてきた。
新しく、近代的な自動車検査場で間もなく車検が実施されるとのことである。
大阪、北河内にこんな国の機関があり、何百万台の自動車の安全性と排気ガスなんかがチェックされ、自動車を世間に送り込まれてきたのであろう。
少子高齢化、雇用の不安定、景気の低迷等々から従前より「くるま離れ」は進みつつあるものの、一方で府民のマイカーの環境意識(もちろん燃費の関心も含めて)、安全意識は他の分野と同様、更に高まっていくことになるのであろう。
ここ寝屋川市にあるこの国施設は、環境保全のシンボル、或いは市のランドマークとして更に寝屋川市民、大阪府民に広く知られて欲しいのは寝屋川市民だけではあるまい。
『映像に 疾走したる自動車の ナンバーの文字 大の字 ひとつ 』(柳子)
大阪モーターショーの件、新しくアップしてみます。