随心院 (ノー メッセージ) 2012年11月25日 | 日記 随心院 ちはやぶる神もみまさば立ちさわぎ あまのとがわの樋口あけたまへ (小野小町) 行く秋の 醍醐の里に風吹きて 池に映へ浮きて 紅葉は揺れし (柳子)
サザエさん初登場 2012年11月17日 | 日記 サザエさん初登場 神無月もあとわずかになっている。解散だの選挙だの騒々しい下界を避けて出雲の地ではもう帰り支度をされておいでになられよう。 こんな神無月、11月の22日が誕生日の女性がいらっしゃる。1922年生まれだそうだ。子供を含めて多くの国民が知っておられる女性だ。その生年月日を裏付けるものはどの文献にもないが、ネットで調べると、どの資料もこの日が誕生日となっている。さらには福岡県出身、B型とその情報はなかなか細に渡っている。 その生年月日から指を折って数えてみると今年の誕生日は満90歳、卒寿を迎えたことになる。勿論、その人の名は知る人ぞ知る「フグ田サザエ」さんである 皆で見ていたテレビアニメの設定年齢は24歳とつけ加えられていた。 年齢詐称を議論するつもりは毛頭ないが、ストーリー自体が季節が移り変わっても全ての登場人物が年を取らない形式となっているらしい。そんなことは別にしてサザエさんは若いサザエさんのほうがいいに決まっている。 さて、サザエさんが地方紙を経て、全国紙、朝日新聞への初見参は昭和26年4月16日(月)となっている。その誌面を得ることが出来たので見づらいかも知れないが動画にして貼り付けた。(偶然というか話題が選挙ではないか。) 原作者は国民栄誉賞に輝かれた日本初の女性プロ漫画家の長谷川町子さんである。先日、東京 桜新町にある「長谷川町子美術館」の前を通りかかった。時間がなかったので入館は出来なかったが、通りも「サザエさん通り」とあったし、いたるところでサザエ様とお目にかかった。機会があればその美術館のコレクションを拝見出来ればと思っている。 追記 この11月7日に、女子レスリング吉田沙保里さんが世界大会13連覇の偉業を達成され、国民栄誉賞に輝かれた。 女性では、なでしこジャパン、ひばり、キューちゃん(高橋尚子)、長谷川町子さん、森光子さんが受賞されている。おりしもその森光子さんが先日10日に永眠されていた報道があった。 1920年生まれ、B型とあった。 謹んで冥福をお祈りしたい。
かわち 駒ヶ谷のワイン 2012年11月02日 | 日記 かわち 駒ヶ谷のワイン 『ユヌ ブテイユ ドゥ かわち ヌーヴォー スィル ヴ プレ(フランス語)』(訳、河内ワインの新作一本お願いします。) 木枯らし一番が吹いて、すっかり冬気配となってしまった。 そんなおり、高校時代からの友人のブログがパリからアップされてきた。またぞろ欧州の一人旅を満喫している様子である。 連日投稿される記事にびっくりするような話題もあった。パリの地下鉄で女性の集団に囲まれて喜んでいたら膨らんでいた後ろポケットから財布をすられたという内容だ。幸い、近くの黒人男性に奪い返してもらったらしい。安心するやら、天下のオオサカンが何しとんねとついつい、つぶやいてしまったが本人はそれどころではなかったろう。やっかみも少しばかりあるがパリの夕餉のワインもきっと渋かったろうと思ってしまう。 そういえば、今月の第三木曜日の15日はフランス、ボジョレーヌーボーが解禁となる日だ。ボジョレー地方のぶどうの不作で今年は品不足、高価格とテレビの女子アナが興奮気味に云っていた。 そんなワインなどはどうでもよかったのであるが、「ボジョレーワインはワインにあらず。果実酒、ジュースだ」との知人の発言。つい、『フランス、ボジョレー地方のヌーボー(新作)であって、ワインに間違いなく、とてもジューシーで素人には呑みやすいのではないか。』と本家筋を一回しか飲んだことのない自分が反論してしまったのである。どちらが正しいのか勿論私にはわからない・・・ そんな思いもあって、高価な「ボジョレーヌーボー」ではなく地元なにわ、河内、羽曳野、駒ヶ谷の素朴でおいしい「カワチ ヌーボー」を推薦したくなり、休みを利用して近鉄南大阪線駒ケ谷駅、徒歩8分のところにある「河内ワイン館」へ。 店員に聞けば、「河内ワインの新作は毎年、9月上旬頃には店頭に並ぶ。」とのこと、また、「今年は一昨年、去年のような長雨もなく、人間様には大変暑かったがぶどうは豊作であり、今年のワインの出来は大変よい。」と明確に言い切られた。 知人への宅配を依頼し、ついでに工場も見学させて頂いた。白と赤の違い、酵母の種類、ぶどうの種類等を教えて頂くことが出来た。 また、前回、ブログに投稿したパステル画のぶどうは「ピオーネ」であることが判明した。 動画の最後の方に出る山は勿論ぶどう畑である。このワイン館は飛鳥川を横断する竹之内街道沿いを少し入ったところにあり、古代の雰囲気が漂うところにある。もし頼まれたなら、新作を「あすか」と命名するであろう。 「収穫を 終えし古道の ぶどう園 西陽照らして 紅葉連なる」(柳子)