沢村栄治 NHK
アマチュア野球、とりわけ高校野球フアンであったことが幸いし、甲子園ご出身(出場)の支部会員ディーラー代表者の当時の雄姿をよく覚えている。
会議等でご一緒する機会があるごとに出場された試合の一球、一打、アウトカウント、ユニホームを話題に出して当時の裏話をそのご本人から聞くのがとても楽しい。
おしなべて「よくご存じで」と驚かれるのと謙遜されながら振り返られるのが皆さんに共通している。
話題を飛ばす。[三保の松原]は少し前にこのブログで触れたが「静岡」駅から東へ三つ目、松原への最寄り駅となる「清水」駅からは一つ手前に『草薙』(くさなぎ)という駅がある。
戦前に燦然と輝いた沢村栄治投手が大リーガーをその速球で本塁打1本に抑えきった伝説の草薙球場へのアクセス駅であることはアマチュア野球ファンであれば誰もが知っている球場である。
電車の海側車窓からは建物屋上に顔を覗かせるナイター設備によってその位置を確認できることになる。
動画はこの沢村投手が撮影されたフイルムが存在することをテーマにした昨年6月のNHKクローズアップ現代で放映された時に撮影したもである。昭和11年、1936年12月に行われた第一回プロ野球日本一決定戦、大阪タイガース (阪神)VS巨人戦での沢村投手の映像である。
番組でも触れていたがグランドは草薙球場ではなく《東京都江東区、須崎球場》のテロップが出た。
映像ではマウンドの高さもよくわからないが、伝説にある足を高く上げる華麗な投球フォームではなく、左手の引き方、左ひじの使い方、ための効いた柔軟な投げ方と何故か今年から大リーガーとなった前広島東洋カープ、前ケンとオーバーラップする投げ方なのである。
豪栄道も勝ち越し、春の選抜は高松商業の準優勝で締めくくられた。第一回目の春の選抜は1924年、大正13年となっており、今年で92年目となるそうで、その第一回目の春の選抜は偶然というか高松商業が優勝していた。
選抜が終わればなにわには桜が咲く。明日は支局入口横の桜も満開になり、4月1日付けの人事異動の皆さんを迎えてくれるであろう。、