Hirakata turezure 四季のなにわ

あるとき、ときどき、いろんな思いをふっと向ける事柄があります。

新 一年生

2014年03月30日 | 日記




梅の花が卒業を祝い、桜の花が入学を祝う。四季を通じ節目の行事をその季節の代表花達がまさしく花を添えてくれる。

外交上の道すがら、大阪市営交通 新交通システム ニュートラムを利用した。ご存知の全自動運転、無人走行の交通システムである。

昼下がりであったこともあり非常時等の為に備えられている先頭車両の最前部に設置してある運転者席が空席になっていた。譲る方もいらっしゃらないことを確かめてフリーになっているその空間に座らせて頂いた。

沿線は気温が20度を超えていたこともあってピンク色に染まった桜の樹間が両窓を流れていく。今年の冬が例年より厳しかったこともあり一気咲きの気配さえ感じる。先頭から撮影させて頂いた動画から早春の青い空と桜の色合いから満開の兆しを感じて頂けたらと思う。

いよいよ今週、新入生、新社会人がスタートを切る4月が始まる。
期待、不安、夢、希望、目標などで一杯になっていると思う。そんな皆さんの気持と合わせるように応援花のさくらも満開を迎えているのである。

京都在の知人から背割りの桜が一気に満開になっているようだとメールが飛んできた。やはりさくらも春が待ち遠しいのだ。

水上バス(+ 再生リスト)

2014年03月17日 | 日記
水上バス(+ 再生リスト)


自動車のナンバーでなにわナンバーが出来たのは昭和58年(1983年)11月だったと思う。早いもので去年で30年を迎えていたことになる。当時、秀吉の大阪城築城から400年の年で「なにわ」が大ブームとなっていたと記憶している。自身は「よど」ナンバーになると勝手に確信して勝手にPRしていたが、なにわナンバーに決まった。

だからというわけではないが、この文字をみるとなにやら感慨深いものがあるのである。ともかく、今は珍しくなくなったが、ひらがな表記ナンバーの二番目だったと思う。
 
大阪城梅林公園での観梅の帰途、堀端に沿ってずらりと立てかけられた「大阪夏の陣400年」の旗ざおが北風にあおられてはためいていた。
逆算すると築城から夏の陣までたった30年ほどの期間であったことに気がつく。

たったの30年、この計算が正しいのか反復して計算するうちに寝屋川にかかる「きょうばし」にたどりついていた。
橋のたもとの案内看板にこんなことが書かれていた。「きょうばし・・・秀吉の時代にかけられ、京街道の基点、京都に通じる橋という意味でなずけられ、天満橋、天神橋と同じく公儀橋として重要視され、高欄擬宝珠(ぎぼし)つきの橋であった・・・」

※高欄擬宝珠(ぎぼし)⇒わからない方は京都の五条大橋などの橋の欄干についている金属製のかぶら形のかざり)

読み終えた時にこの橋の名前、「きょうばし」が基になって名づけられた繁華街、「京橋」界隈の方角から水上バスが猛烈なスピードで迫って来た。慌てて橋の中央に引き返しシャッターを押し続けたが、水上バスはあっというまにこの「きょうばし」を潜って行ってしまった。
ファインダーから確認した船名は「なにわ2号」と書かれていた。