最初しか信じない。
特に、線は。
最近は、生気をあぶり出して抜き取りもぬけの殻のようにして、存在自体までも消そうとして、自分で自分をまだ確定できずに原始の人間達の雄叫びの中で、ただぼぅと、その人達の美しい肌や、髪を眺めているのですが、あの子はいつも私を見ている。
小学6年生の男の子。昨日、私に、こう言い放った。
「先生、30には見えん。」
あなたは、わたしの何を見ているの?
小学生は大人だった。子どもっていうのは
とりあえず付けた期間だったのだ。
世の中には、大人か赤ちゃんしかいない。
特に、線は。
最近は、生気をあぶり出して抜き取りもぬけの殻のようにして、存在自体までも消そうとして、自分で自分をまだ確定できずに原始の人間達の雄叫びの中で、ただぼぅと、その人達の美しい肌や、髪を眺めているのですが、あの子はいつも私を見ている。
小学6年生の男の子。昨日、私に、こう言い放った。
「先生、30には見えん。」
あなたは、わたしの何を見ているの?
小学生は大人だった。子どもっていうのは
とりあえず付けた期間だったのだ。
世の中には、大人か赤ちゃんしかいない。