真珠子学園

真珠子主催の活動公式公開日記。
https://www.youtube.com/user/Shinjukohime

文化庁海外メディア芸術祭等参加事業ウィーン企画展に参加させていただいて。

2017-03-30 06:41:18 | ウィーン体験記

 

この度、「文化庁海外メディア芸術祭等参加事業 ウィーン企画展」に参加させていただきまして、長年の夢であった海外で日本の文化を伝えるという任務を果たすことが出来、
心から企画キュレーターの岡本美津子さん、NHKインターナショナルの皆様、文化庁の皆様に感謝しております。子どもの頃から海外に興味があり、やっと、私の人生の中でその準備が出来、果たせたのだと思いました。 派遣先のウィーンは、私のバイブルの映画「サウンド オブ ミュージック」 の舞台ですし、私がピアノを習い始めるきっかけになった映画ですし、その幼い頃からの音楽の素養が今は、絵画やアニメーションやパフォーマンスをする導線になっていることは間違いないので、死ぬまでには絶対、訪れたい場所でした。 訪れたウィーンは、想像以上に美しくそして快適で人々は情熱的に生きていました。到着して夜景を初めて見た時、その期待を裏切らない美しさに感動しました。今更ながらですが、こんなに古い建造物と共に現代も生活を共にしている人々ってどんな方々なんだろうと思いました。私が滞在させてもらったホテルからは各映画館や、イベント会場や歴史的重要文化財の主要な場所に行くのにすべて徒歩でも30分以内で行けたし、歩くのも風景が美しくて楽しかったです。展示していたギャラリーからホテルまで旧街道を通って楽しみながら移動しました。ギャラリーで初日に私はライブペインティングのパフォーマンスをしました。インカムのマイクをつけ、スピーカーを腰に巻いて両手がフリーの 状態で、この日のために作った衣装を身につけて(衣装制作:ひさつねあゆみ)、歌いながら挑みました。歌いながら描くというのは、初めての試みで、私は、日本の童謡を歌いました。私は、子どもそのものに戻るパフォーマンスをしました。そしたら、いつも描いている作風とは違ってしまったけど、見て下さってる方々は受け入れて下さいました。これは私にとってとても忘れられない大事件になりました。観客の方々がたくさん写真を撮ってくださり、その写真を見てもそれは、自分とは思えなかったです。初めて見る自分でした。私のアニメ作品「パピヨンよし子」をMETRO KINOで上映した後も観客の方々から質問を受けたのですが、それは「映像を作り続けていてその中での心の変化について」というものでした。その時、私は「今までの10年は自分の憧れの女の子像を描いてそれをアニメの中において生命を吹き込んでいたけど、今は、自分自身がアニメの中に入りたくなっています。」 という受け答えをしたのですが自分で自分に愕然と驚きました。そうか、私は、もう理想の女の子になってしまっていた。だから私は、最近、アニメを作っていなかったのだと・・・。この質問のおかげでこれから私が目指すべきアニメーションの方向性が見えました。ウィーンの芸術の核である「退廃美」。これの影響をすごく受けていたんだなと言うことにも改めて気がつかされました。学生の頃、恋や人生の儚さをテーマにしたクリムトとエゴン・シーレには陶酔していましたし、少年期の短い期間だけに活躍できるウィーン少年合唱団や、政務を顧みず、美を維持する事に執着し、年中、旅をして自分に恋した皇妃エリザベートなど、私の心をときめかしてきた事象が、ウィーンにはたくさんあった事に気がつきました。帰国後、エリザベートの絵を描きました。エリザベート博物館で見た当時まだ珍しかった浴槽を皇室メンバーで唯一初めて室内の置かせたお部屋を見た時の印象が絵に色濃く反映されています。 浴室の隣は脱衣所ですが、そこの壁紙が、ジャングルでした。彼女の心の中の、もっと自由に生きたいという渇望が見えるようでした。現代のウィーンの方々にもこの情熱が受け継がれているのかもしれません。今回参加させていただいたTrikcy Women という企画の組織にもとても驚きました。監督、プロデューサー、スタッフ、本当にみんな女性だらけでした。作品も女性ならではの視点に溢れていました。世界中から集まってきたパワフルな作品群を立て続けに観て改めて、自分を客観視することもできました。この映画館でウィーンの方々に書道も教えましたが、すぐ予約がいっぱいになってしまったようでウィーンにはこんなに書道を、日本を知りたい、体験したい方々がたくさんいるんだなと思ってそれだけでまず嬉しかったです。筆も触ったことがない方々14名に教えました。基本的な筆の持ち方や、紙の裏表を教えることはもちろん、墨を硯で擦る時の心構え、この行為や香りによる精神的にリラックスの話もしました。「どうして日本人はそんなに高い精神を保てるのか?」と質問されましたが、これが日本人の普通なのでまたこれをちゃんと解析出来るようになっておきたいです。ウィーンの方々の遊び心ある線が印象的でした。今、私の作品を見て下さった観客の方々何人かとメールでやりとりしています。異文化の方々にどんな風に受けいられたのかを知りたいです。これからも親睦を深めていきたいです。またウィーンに絶対行きたいです。最後に、作品提供してくださったり応援して下さったり、企画に関わって下さったすべての皆様に感謝いたしましてこの体験記を終わらせていただきます。
心より、ありがとうございました。 2017年3月30日 東京にて 真珠子

 

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【ウィーン録❤️追記】

2017-03-30 01:42:09 | ウィーン体験記

【ウィーン録❤️追記】クリムトの感想をまだ述べてませんでした!


シーレは緊張感凄まじい!「死と乙女」とてもよかった。

クリムトの絵からは画集で見るよりもガンガンと女の無邪気さが伝わってきた!

ヴェルデベーレ美術館は撮影禁止。撮影OKコーナーで自撮り棒壊れたのでいつも鏡越しに撮る私。


そしてオペラ座。



舞台正面二階桟敷席がロイヤルボックスでその次にステイタスな席は舞台1番近い桟敷席って!

私、そこだったけど全然見えなかった!なんで?って思ったらここは観る席ではなく自分を見せる席だったみたい!

ヤバい!オペラ座って出会いの場だったのですね。どうりでエロかった!

 


うさぎさんのデメル。チョコレート詰め合わせ。下の段。

 


うさぎ🐰うさぎ🐇うさぎ🐰うさぎ🐇ひつじ🐑シシィ👸🏰 
‪デメル本店の天井、箱根の富士屋ホテルみたいだったの。


シシィの絵を描きました。


なんでこんな姿になったかは、こちら、加筆いたしましたのでぜひ読んでいただけましたら幸いです。

♥ウエスト50cmを生涯維持した♥ハプスブルグ史上最高に美しい姫♥

 



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ただいま~~~~~!!!ウィーンから戻りました!

2017-03-24 22:28:41 | ウィーン体験記

Photo:Evelyn Rois

こんばんは!!!

ウィーンから21日朝に、無事に日本に戻った真珠子です!

 

いろんなことがあったよ~~~~~!!!

 

 Photo:Kestutis Lapsys 

ライブペインティングの様子。

 

衣装:ひさつねあゆみ

 

展示したギャラリー、ビルドラウム07

初日の様子。まだ屏風に描く前!

 

 

 

 

こうの史代先生にもお会いしちゃった!!!

ウィーン日本大使館にて、ランチにお呼ばれしました。

小井沼大使と。

 

戦争は他の者にまかせておくがいい、幸いなるかなオーストリアよ、汝は結婚すべし!って言葉と共に目が覚めた❣️ハプスブルク家家訓❣️

ホテルにて★

 

 

ずっとあれだけの真心を持っていられるなんてある意味狂ってる!

それを越した先に見えるのは強さ?だったらまだ私は知らない強さだ。

今回展示をキュレーションされた尊敬する岡本さんと唯一旧街道のままだという当時の面影を残す通りを一緒に歩いた。

夜はパフォーマンス終わってから入ったお店にダリがいた!長ーいソーセージと共に!‬

 

 

 

ウォークインクローゼットの中!皆んなが作った愛しいお洋服たち!今日は何を着ようかな?

ウィーンだし、やっぱりセーラー服でしょう!寿司Tと短パンもやっと着た!

 

 

筆も触った事のないウィーンの方々に書道を教えました。どうして日本人はそんな気高い精神性を保てるの?あめいじんぐ!って

言われたけど皆さんの字の方が超あめいじんぐ!だったよー!



パンフ!!!写真は増田賢一氏と、七菜乃ちゃんが撮影してくださいました



派遣5日目は1人でオペラ初体験!ひたすらひたすら気持ちよかったーー

2階右桟敷席の1番Box2列目にしてみた!2時間前に買って45ユーロ。このお部屋がいっぱいある感かわいい

❤️ウィーンの人たちはこうやってオペラを観るのかー前例のおじさんは譜面を追いながら悦に入ってた!

2列目はステージ全体は観えなかったけど私は壁にもたれかかりながらこっそり観た。よかった

❤️1番上桟敷だと400円代で観られるみたいですね!歌舞伎より安い!ドレスコードそんなに厳しくなかった!

ゴブラン折り壁や柱などとにかく全てが美しい



 

王宮教会への入り口。

この日はまず朝からホーフブルク王宮へ!!!!

初めての日曜ミサ体験!天正遣欧少年使節団もこんなことしたのかな?

‪制服をセーラー服に切り替えた事で人気を継続させハプスブルク家滅亡後も存続しているウィーン少年合唱団。

王宮の日曜ミサでとうとう念願叶った😭涙が出た。当日券買えるか心配だったけど受付あった!35€で2階席買えた!

最近、キリスト教の勉強してたので何から何まで全部が興味深い。




世界一美しいと言われるウィーンの路地。夜景・・・。


私の「パピヨンよし子」はここ METROKINOで上映されました。




初日映画祭オープニングの様子!


ウィーンのお菓子。

デメル本店の内装はこんな感じ!

 

 

 

箱根の富士屋ホテルみたいな天井!!!

 

 

 

スーパーで切ってもらってた肉!とシャンプー!

通訳してくれたヤスミンさんと地下鉄のった★

 

 

海外メディア芸術祭等参加事業

tricky women 2017のHPは こちらです。

 

展覧会テーマ「しなやかに、したたかに」 企画ディレクター:岡本 美津子
自分が、どんなに生きづらい社会的イデオロギーや歴史的システムの中にあっても、

天災に襲われ、戦時下で全ての生活が破壊されたとしても、女性たちは、したたかに、生きる道を選択し、

その中に喜びや楽しみを見出していく。竹のようにしなやかに、曲がっても折れることなく生きる女性たち、

しかも、その中で、女性であることを肯定し、謳歌しているようにも見える。その姿は強く、美しい。

この展示では、日本のメディア芸術界において、女性が女性を表現することに取り組んできたアーティストたちをキュレーションした。


「自分」という一貫性を持ち、その生き方や美意識、運命までをも肯定しながら生きて行く女性たち、

その「したたかさと、しなやかさ」を感じてもらえれば幸いである

共同通信PRワイヤーより


 

Opening reception Special Exhibition from Japan Media Arts Festival at Wien, tricky women 2017

 

 

さらに詳しくシミルボンに書きました!ぜひ読んで下さいね!!!

 

前編 

すずさんのリアル”あちゃ~~~~~~~~”

後編

♥♥真珠子のウィーン探訪♥♥後編♥なんて、がーりー&ふぁんしー&ろまんちっく♥

 

文化庁さま、岡本さん、NHKインターナショナルの湧井さま、座馬さま、小山さま、Triky Womenの皆様、

ウィーンの皆様、作品出展に参加してくれた皆さん、遠く日本から応援して下さった皆様、

本当にお世話になりました!どうもありがとうございました!

 

そして、実家の新築店舗も無事に建ちましたよ~~~!!!

 

 

 

ママ社長と。

 

お店の場所は、天草市の国道沿いのナフコとミスドの間です!

名前をお茶の松下園 茶房カランコロン っていいます★

妹が名付けました!

天草においでの際はぜひお立ち寄りくださいませ★

そんな感じで、もう一つ、書評もシミルボンに書かせていただいてました。

裏切りは女のアクセサリー

 女性にお勧めする男性コミックです★

シミルボンで執筆させていただくようになってから1年が経ちました。

いつも自由に書かせていただいて、本当に楽しいです。

私の人生をかけて書いてます。これを書評というかは謎なのですが、

私は、自分の記事、今のところ全部で30冊、

同じ熱量で書いてますが、閲覧数には当然差が出てくるわけで、面白いです。

だって、今の2位が、元禄昭和落語心中って!!!!なんで?笑

おもしろいですね!!!!

これからもワクワクしたことを見つけたら書いていきますので

ライター真珠子もどうぞよろしく御願いいたします。

 

 

 

 

 

 

 

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昭和元禄落語心中のブックレビューを書かせていただきました。

2017-03-07 02:41:40 | お仕事

今日、無事に納品2つ目が終わりました・・・・・。


アヴェ・マリアをエンドレスで聴きながら描きました。


私の前世、宗教画家だったのかも・・・。 


Twitter等で、文化庁のこと発表しましたら、反響大きく・・・。


とっても嬉しいです。


すべては「パピヨンよし子」から始まりました。


まだyoutubeはおろか、mixiもTwitterもなくて、


とある映画館を紹介してもらってそこで上映発表した作品でした。 


 この公開直後にMixiの存在を知ったのでSNSを知る前の私の中の何かが違うのかな。


これをずっと推してくださるNHKプロデューサーの岡本さんに感謝です。


宝くじに当たったくらいの一生に一度もないくらいのチャンスをありがとうございます。


今日は、「昭和元禄落語心中」のブックレビューを書かせていただきました。


ぜひ、ご一読いただけましたら嬉しいです。

https://shimirubon.jp/reviews/1680134



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文化庁メディア芸術祭の関連事業tricky women 2017に参加します。

2017-03-04 23:13:39 | グループ展

 

どこかの機関から外国に派遣されてみたいな、と思い立ってから気がつくと10年が経っていました。

助成金や援助のコンペに出しまくったり、私は日本文化の何を世界に伝えられるのか考え、

江戸時代の発掘調査をしたり、芸者さんの見習いをしたり、三味線や小唄を習ったり、

歌舞伎を観たり、文楽を観たり、寄席に行ったり、

茶道をしたり、陶芸をしたり、

自分の故郷を掘り下げ、天草更紗の染物のルーツであるろうけつ染を習いにバリ島に行って、

それを学園の皆様に教えたり、

http://blog.goo.ne.jp/…/e/b9885d3ded68e850e24d6a7b3f806da9/…

もういっそのこと外国で寿司職人をして働いたらいいんじゃないかと思って、

その前に秋葉原で寿司職人をしたり、

もう飛び込みでドイツに行ってレジデンス機関にアポ無しピンポンの営業をしたり、、、

私の30代は、すべてそこに注がれていたような気がします。

この度、文化庁メディア芸術祭の関連事業海外メディア芸術等参加事業の

「tricky women 2017」というウィーン企画展に、

真珠子も参加させていただくことになりました。

http://www.trickywomen.at/de/programm/japan-media-arts-festival-program-2017

夢が叶った!!!!!!!!

これもぜーーーーーーんぶ、この10年間、私に関わって下さり、

助けていただいた皆様のおかげです。

ありがとうございます!!!!!!!!!!!

3月15~19日の間、映画館で「パピヨンよし子」のアニメーションが上映されます。

それから、15、16日は展示会場で、屏風に絵を描くパフォーマンスをします。

17日は、映画館でワークショップもします。真珠子書道を教えます。

http://www.trickywomen.at/de/kalligrafie-workshop

 

写真は、真珠子が3歳の時に、初めて書を書いた時の写真です。

ワークショップと、映画が上映される劇場はMETRO Kinokulturhausです。

http://filmarchiv.at/about/locations/metro/

情報の詳細が分かり次第、またお知らせいたします。

上映スケジュールはこちらから御覧いただけます。

http://www.trickywomen.at/de/festival-programm-2017/2017

 

展示会場にて上映する映像作品はこちらになります。


★「井の頭にて」歌、作詞:宍戸留美 作曲:鴫原浩平

★「チェリーチャンス」歌、作詞:橋口いくよ 作曲:林哲司

★「お願い★遺伝子」作曲:山下雄太 歌・作詞:真珠子 撮影:加藤千明
照明:増田賢一 編集:加藤千明、真珠子 アニメーション:真珠子
ヘアメイク:山田はるか 衣装:maimiallo、増田又吉 振付:芙美代


★「真珠子体操」撮影編集:神田旭莉、
照明:増田賢一、音楽:CAMISAMAじゅん、
歌:じゅん、真珠子、出演:CAMISAMA, 真珠子
 
★「おねえさんはリボン狂」翻訳:野田夏枝

ステイトメント翻訳:高橋剛生、Paul・Heaton

 

ウィーンは、小さい時からずっと憧れの場所でした。

使命感を持って行って参ります!!!!!

 

真珠子より

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