真珠子学園

真珠子主催の活動公式公開日記。
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一宿一飯どぎゃんしたとですか。

2007-06-14 03:00:21 | 日記
月曜日 某機関に行って破竹かと思いきやどん底。
帰り際、1000円で昔の映画をやってるらしいので観る。
「荒馬と女」マリリン・モンローが出てる。まだ未見だった。
アーサー・ミラーと破局になりかけてた頃の作品のはずだ。
マリリンは、知性との結婚を望んでアーサーと結婚したと言う人もいる。
けれど、彼の書いたものは今までのマリリンの「チーズケーキ」路線と
なんら変わらなかった。
マリリンはとても美しかった。大好き。
ホールを出ると、もう夕暮れで、眼前に商店街が広がっていた。
期待せずに歩いて見たら、懐かしくなった。
ちゃんと各々店の前で「匂い」がするので・・・
八百屋は青いにおい、本屋はインク、靴屋は革。そしてみんないい顔で
年齢層もまばらにぞろりぞろりと歩いていたので、ああここはいいな、と思った。
それで、夫に電話をしたら、来てくれたので、もう一度、商店街を
逆から歩いて、カレーを食べたり、コーヒーを飲んで一服した。
また行きたい。

火曜日 ずっと会いたかった動物に会いに行った。
オランウータンに。どうやら赤ちゃんもいるらしいのです。
その動物園はこじまんりとしていながら、夫と私が好きな種類が全部揃っている
というミラクルな動物園。ウータンに、レッサーパンダに、タマリン。
オランウータンの場所に近づいてみると、いなかったのでしばらく声を出して
呼んでいたら、奥から歌舞伎役者のように登場した。はっきり言って・・・
カッコヨカッタ!!!見得を切ったりしていた。
わたしは、いろいろ話しかけた。「あなたに会いに来たのよ。」と言って見つめたら、目玉だけがこちらを見た。「ねぇ、赤ちゃん連れてきてよ。」と告げると、
その言葉をのんだように、奥へ入っていってそれから出てこなかった。
その後、彼は赤ちゃんと別居させられていることを知った。悪いことしたなぁ。
それから、マンドリルのスケッチにかかった。伏し目がちの奥ゆかしさに惹かれたからだ。かと思いきや「おしりも見せて」というと、しっかり要求にも応じてくれるサービス精神も持ち合わせている。「ほら、ここまで出来たよ。」と言って途中段階で彼女にスケッチブックを見せた。一瞬眼が光ったと思ったとたん、歯をひんむいてあくびをし、笑うように吠え、去っていった。以後いくら話しかけても、さっきのように
奥ゆかしくポーズをとってくれることはなく、眼も合わせてくれないばかりか、
おしっこをしていた。猿との会話はとてもおもしろい。

その後、ソワレさんの今年で最後になるお誕生日リサイタルに行った。歌を観に。
泣いてしまった。演奏者の人たちもみんなソワレさんのことがとても大好きなのが
伝わってきた。パンフレットが秀逸だった。これはいい!!すごい!

水曜日 「緋牡丹博徒」を観る。お竜さんは肥後の女やったとねぇ。
あたしも火の国の女、3代続いた商人の娘の端くれ・・・
あの時、母が言い放った「もう船は出たと。引き返されんと。」という
潔さ、今でも忘れない。
商売って博打ですから。
おばあちゃんが死んだ時に、一代が終わっていくときの衰退感を
ちりちりと肌で感じた。血ですね。
コメント
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