精霊流しと、妖怪の棲む家。

 

 

お盆も過ぎましたね・・・。それにしても猛暑が続きますね・・・・。

最近、いかがお過ごしですか？

子供の頃、私の地元、天草では、毎年お盆になると、精霊流しをしました。

初のお盆に帰ってきたおばあちゃんおじいちゃんの魂を海までお見送りに行きました。

子どもにも容赦なく強く当たる海風に息が出来ず、自然ってコワイ、と泣きそうになったことを憶えています。

でも、墓場に行くと、ド派手な音が鳴り響いています。

墓場で、ネズミ花火の対決や、爆竹、それからロケット花火が普通に飛んできて、

私はやけどしたくないのでずっとひやひやしてました。

そしたら、たまたまお墓のベンチの下に巣を作っていた蜂に刺されたりして、、、（！）


そんなせわしない感情の起伏の中で飲むひんやり冷やされた甘～い三ツ矢サイダーは、とってもおいしかったです！

でも、その後、おトイレに行きたくなった時に困るんですね。。。。

お仏壇のある部屋の隣の暗いお縁側を歩いて行かなければなりません。

さもなくば、外にある離れのトイレです。

あそこのことを思い出すと、今でもぶるっとします。

お縁の窓越しから見える暗隅のお庭の松の形が妖怪見えてきます。

昔のお家だったのでお台所、お風呂も離れていました。お台所の天窓や、お風呂から、

当時テレビでやっていたゲゲゲの鬼太郎で出てきた妖怪「天窓覗き」や、「垢なめ」が現れたんじゃないか、

といつも気が気じゃなかったです。

そんな思い出のお家もなくなり、精霊流しも今は廃止され、心の中だけに存在しています。

最近、魂のことをよく考えていたのですが、小さい頃、実はたくさん魂的な何かに出会っていたのかもしれません。

来週月曜日からうよいよ真珠子個展「花びらうらない」が始まります。

神の国、バリで生まれて初めて作った記念すべきバティック３点と、

その後、日本でバリを、祈りを、思いながら作った新作バティック９点は、

すべて初公開で、見応えある個展になる予定です。

新作の柄布でmaimialloとコラボシャツとパンツも作りました。

義父さんが縫製してくれました！

半年ぶりに日本でようやく解禁の「活動紙芝居活弁」もやります！

６月に出版された、表紙を描かせていただいた御本の著者、

山崎ナオコーラさんとのトークもあります！


ぜひご高覧いただけましたら幸いです。

★真珠子個展「花びらうらない」★


震災直後に描いた絵、「祈る」が、通常の閲覧数の10倍を記録した時、祈りの大切さを痛感し、単身、神の住む島、
バリ島に渡り、世界無形文化遺産であるバティックを学び、
その場で体感したすべてを作品に注ぎ現地で制作した真珠子更紗作品など初披露。
27日16時からは山崎ナオコーラさんがトークゲストとして登場し、真珠子紙芝居活弁ショーが開催される。



期間： 2011年08月22日(月) ～ 2011年09月03日(土)
時間： 12:00 ～ 19:00
日時の備考： 平日12時～19時　土祝12時～17時　
※27日は15時まで（16時から活弁ショー）

料金： 入場料600円　
※27日イベント料金2500円（1ドリンク付）

会場：ヴァニラ画廊　
アクセス： 地下鉄銀座駅A3出口から徒歩5分程度
地図
http://www.vanilla-gallery.com/access/index.html

お問い合わせ： 03-5568-1233　ヴァニラ画廊

公式サイトURL：
http://www.vanilla-gallery.com/archives/2011/20110822.html