2015年3月30日、ベルリンで迷子。
とりあえず、アンペルマンくんがかわいい看板のお店に入る。
めっちゃ甘いものを摂取。
ベルリン滞在最終日。
日本に帰る3時間前・・・。
ここはどこだろう。
さっきのことは現実なのだろうか。
(ベルリンの信号のマーク、アンペルマンくん。こんなにかわいいマークなの。)
私は、まだ迷子だった。
まあ、いいか・・・。
もう私、何にも怖くないわ。だって、さっきあんなことしたんだよ・・・。
ベルリンの壁で まいちゅ~と別れた直後に迷子になり、そのままタクシー拾って、
世界のアーティスト イン レジデンスの発祥である某機関まで乗り付け、
作品の売り込みをかけたなんて・・・。
もちろん、アポ無しピンポンです。
Where is Be○○○en?
Over there.
その辺に立ってたお兄さんに詳しく道を聞いて、
とうとうドクドクドクドキドキドキ
インターホンを押した。
ピンポーーーン!
おっ押した!押しちゃったよ!!!
Hi.
”この機関がアーティストを育てる有名なところだと聞いて、
日本からやってきました。作品ファイルをみてもらえませんか?”
(↑と英語で言ったつもり。)
ガチャ。
あっっっ 鍵が開いた!!!
入ってもいいのか?!??!!
(いいとも~♪)
わーーーーーーーーーーーーー内部潜入成功!
なんか全部がモスグリーン。
かっこいい。
作品ファイル、絶対見てもらうんだ!!!!
トントン
ガチャ
”うぇるかむ。”
ドアが開いたーーーーーーー!!!!
やった~~~~~~~~~!
"Can you look at my file?!?"
届け!!!この想い!!!!
"NO..."
答えはNOだった。たぶんこういう輩が世の中には山ほどいるんでしょう。
もう最近は、紙媒体のものは受け付けることを止めたとのこと。
そうですか・・・ならば、せめて、ここに現在滞在しているアーティストに会いたい
と、申し出てみる。 が、NO!NO!の一点張り!
アーティストたちは年に一回の公開制作以外は、毎日、外との接触を断ち、
インターネットもやらず、制作に没頭しているので、面会はNGだそうです。
じゃあ、おすすすめのギャラリーがあったら教えて欲しいって尋ねたら、
「うちを他のコマーシャルギャラリーと一緒にしないでくれ。」だってよ・・・。
くーーーーーっ 全部NOだよ。
でもね、私のこのワンピース服、実は作品なんですよ・・・。
(↑しんじゅこ入れ墨入り)
作品一つは、確実に見せたぜ!(←そういうことじゃないと思う。)
だけど、このやりとりを英語で何とかやり合えただけでも私にとっては進歩だ!
人は、必死になると馬鹿力を出す。
そんなドイツ滞在最終日を経て、無事帰国し、
再びオフィスレディ中のある日のこと・・・。
はぁぁぁぁぁぁぁ
どうすれば外国で個展ができるんだろう。
私の夢は明確なのだった。海外で個展したい。そして売れたい。
ん?!!?
このメールは、何だ?!?
メーラーを開くとある一通のメールが届いていた。
長年お世話になっている屋根裏さんからである。
”真珠子さんへ。
台湾に「聖少女 ちおちゃん」がありましたよ。”
なっ!なぬ~~~~~~!!!!
そっ!!!!そうだったのか~~~~!!!!
私が生き残る道は、
”漫画”
だったのか~~~~~~~!!!!!
台湾に行ったこともなければ、もちろん納品した覚えもない
10年前に描いた「聖少女ちおちゃん」という漫画は、
私のこんな正式に言うと約8年に及ぶ七転八倒の末の願いなんてものともせず、
ひとりで台湾の書店で鎮座していた。作者の私は置いてけぼりで・・・。
それから私は、もう皆さんおわかりのとうり言うまでもなく、
漫画の描き方もわからないままにとにかく漫画描きに突進し、
現在に至る。というわけです。
いつも読んでくださってありがとうございます。
ここからスポ根もの「まんが道」が始まりました。
2016年 5月28日~6月28日まで、
台湾のMangasickで個展決定しました。
情報を提供、手配してくださった屋根裏さんに感謝です。
詳細はまた後ほど、追ってご紹介させてください!!!!
今日は皆既日食にあわせて重大ニュース発表させてもらいました。
※ドイツ漫画記も、じりじりとまだまだ続きます。
ベルリンで迷子中にみつけたかわいいものたち
ベルリンの壁。
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