月曜日 某機関に行って破竹かと思いきやどん底。
帰り際、1000円で昔の映画をやってるらしいので観る。
「荒馬と女」マリリン・モンローが出てる。まだ未見だった。
アーサー・ミラーと破局になりかけてた頃の作品のはずだ。
マリリンは、知性との結婚を望んでアーサーと結婚したと言う人もいる。
けれど、彼の書いたものは今までのマリリンの「チーズケーキ」路線と
なんら変わらなかった。
マリリンはとても美しかった。大好き。
ホールを出ると、もう夕暮れで、眼前に商店街が広がっていた。
期待せずに歩いて見たら、懐かしくなった。
ちゃんと各々店の前で「匂い」がするので・・・
八百屋は青いにおい、本屋はインク、靴屋は革。そしてみんないい顔で
年齢層もまばらにぞろりぞろりと歩いていたので、ああここはいいな、と思った。
それで、夫に電話をしたら、来てくれたので、もう一度、商店街を
逆から歩いて、カレーを食べたり、コーヒーを飲んで一服した。
また行きたい。
火曜日 ずっと会いたかった動物に会いに行った。
オランウータンに。どうやら赤ちゃんもいるらしいのです。
その動物園はこじまんりとしていながら、夫と私が好きな種類が全部揃っている
というミラクルな動物園。ウータンに、レッサーパンダに、タマリン。
オランウータンの場所に近づいてみると、いなかったのでしばらく声を出して
呼んでいたら、奥から歌舞伎役者のように登場した。はっきり言って・・・
カッコヨカッタ!!!見得を切ったりしていた。
わたしは、いろいろ話しかけた。「あなたに会いに来たのよ。」と言って見つめたら、目玉だけがこちらを見た。「ねぇ、赤ちゃん連れてきてよ。」と告げると、
その言葉をのんだように、奥へ入っていってそれから出てこなかった。
その後、彼は赤ちゃんと別居させられていることを知った。悪いことしたなぁ。
それから、マンドリルのスケッチにかかった。伏し目がちの奥ゆかしさに惹かれたからだ。かと思いきや「おしりも見せて」というと、しっかり要求にも応じてくれるサービス精神も持ち合わせている。「ほら、ここまで出来たよ。」と言って途中段階で彼女にスケッチブックを見せた。一瞬眼が光ったと思ったとたん、歯をひんむいてあくびをし、笑うように吠え、去っていった。以後いくら話しかけても、さっきのように
奥ゆかしくポーズをとってくれることはなく、眼も合わせてくれないばかりか、
おしっこをしていた。猿との会話はとてもおもしろい。
その後、ソワレさんの今年で最後になるお誕生日リサイタルに行った。歌を観に。
泣いてしまった。演奏者の人たちもみんなソワレさんのことがとても大好きなのが
伝わってきた。パンフレットが秀逸だった。これはいい!!すごい!
水曜日 「緋牡丹博徒」を観る。お竜さんは肥後の女やったとねぇ。
あたしも火の国の女、3代続いた商人の娘の端くれ・・・
あの時、母が言い放った「もう船は出たと。引き返されんと。」という
潔さ、今でも忘れない。
商売って博打ですから。
おばあちゃんが死んだ時に、一代が終わっていくときの衰退感を
ちりちりと肌で感じた。血ですね。
帰り際、1000円で昔の映画をやってるらしいので観る。
「荒馬と女」マリリン・モンローが出てる。まだ未見だった。
アーサー・ミラーと破局になりかけてた頃の作品のはずだ。
マリリンは、知性との結婚を望んでアーサーと結婚したと言う人もいる。
けれど、彼の書いたものは今までのマリリンの「チーズケーキ」路線と
なんら変わらなかった。
マリリンはとても美しかった。大好き。
ホールを出ると、もう夕暮れで、眼前に商店街が広がっていた。
期待せずに歩いて見たら、懐かしくなった。
ちゃんと各々店の前で「匂い」がするので・・・
八百屋は青いにおい、本屋はインク、靴屋は革。そしてみんないい顔で
年齢層もまばらにぞろりぞろりと歩いていたので、ああここはいいな、と思った。
それで、夫に電話をしたら、来てくれたので、もう一度、商店街を
逆から歩いて、カレーを食べたり、コーヒーを飲んで一服した。
また行きたい。
火曜日 ずっと会いたかった動物に会いに行った。
オランウータンに。どうやら赤ちゃんもいるらしいのです。
その動物園はこじまんりとしていながら、夫と私が好きな種類が全部揃っている
というミラクルな動物園。ウータンに、レッサーパンダに、タマリン。
オランウータンの場所に近づいてみると、いなかったのでしばらく声を出して
呼んでいたら、奥から歌舞伎役者のように登場した。はっきり言って・・・
カッコヨカッタ!!!見得を切ったりしていた。
わたしは、いろいろ話しかけた。「あなたに会いに来たのよ。」と言って見つめたら、目玉だけがこちらを見た。「ねぇ、赤ちゃん連れてきてよ。」と告げると、
その言葉をのんだように、奥へ入っていってそれから出てこなかった。
その後、彼は赤ちゃんと別居させられていることを知った。悪いことしたなぁ。
それから、マンドリルのスケッチにかかった。伏し目がちの奥ゆかしさに惹かれたからだ。かと思いきや「おしりも見せて」というと、しっかり要求にも応じてくれるサービス精神も持ち合わせている。「ほら、ここまで出来たよ。」と言って途中段階で彼女にスケッチブックを見せた。一瞬眼が光ったと思ったとたん、歯をひんむいてあくびをし、笑うように吠え、去っていった。以後いくら話しかけても、さっきのように
奥ゆかしくポーズをとってくれることはなく、眼も合わせてくれないばかりか、
おしっこをしていた。猿との会話はとてもおもしろい。
その後、ソワレさんの今年で最後になるお誕生日リサイタルに行った。歌を観に。
泣いてしまった。演奏者の人たちもみんなソワレさんのことがとても大好きなのが
伝わってきた。パンフレットが秀逸だった。これはいい!!すごい!
水曜日 「緋牡丹博徒」を観る。お竜さんは肥後の女やったとねぇ。
あたしも火の国の女、3代続いた商人の娘の端くれ・・・
あの時、母が言い放った「もう船は出たと。引き返されんと。」という
潔さ、今でも忘れない。
商売って博打ですから。
おばあちゃんが死んだ時に、一代が終わっていくときの衰退感を
ちりちりと肌で感じた。血ですね。