モダフィニルのエンハンスメント効果

　皆様こんにちは。総合診療医からの健康アドバイスの時間です。暖かい。久々にお天気の話。この土曜、日曜は全国的に暖かい日が続きそうですが、水曜日は急に寒くなるそうです。また、山梨や山口などでは、朝と昼の寒暖差が18℃にもなるそうです。こたつからクーラーへ、という感じですね。お気をつけ下さい。では本題へ。

 

 

 

 

　モダフィニルの頭脳エンハンス効果の事実は倫理的な問題を生じさせます。

　たとえば、試験などで使用することはフェアではないでしょう。

　また、数年～数十年にわたる長期的使用の安全性についてはまだ未確定でもあります。

　現在のところ、日本ではナルコレプシーと睡眠時無呼吸症候群の患者さんにのみ「適応」があるとされています。

 

　数年前に英国科学誌「ネイチャー」が頭脳明晰薬を使用したことがあるかどうかというアンケート調査を読者に対しておこなったことがありました。

　それによると、5分の１の人々が「使用したことがある」という回答をしていました。

　この「使用者」のうちの40％強は、モダフィニルを使用していたとのことでした。

　すでにもう浸透していたのですね。

 

　この薬が日本のブラックマーケットで不法売買の対象にならないことがまず重要です。

　もしそうなってしまったら、倫理的に問題ですので、オリンピックのように「脳内」ドーピング検査を試験のときに行う必要性が出てきますね。

 

 

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