総合診療医からの健康アドバイス

健康や医療に関する情報をわかりやすくお届け致します
ステキな沖縄の風景も少しお届けします

脳を萎縮させないお酒の飲み方

2019-03-07 10:01:19 | 医療情報
 皆様こんにちは。総合診療医からの健康アドバイスの時間です。
 今日の沖縄は曇り時々雨。予想最高気温は19度と冬に戻りました。亜熱帯地方の沖縄では19度は立派な真冬です。さあ、今日から地元、南城市のゴルフ場でダイキンオーキッドゴルフが始まります。LPGAの初戦ということもあり、有力選手が集まっています。是非、久しぶりに沖縄県勢の優勝を見たいです。皆さん、頑張って。では、本題へ。
 
 
 
 飲酒で脳を萎縮させたくない場合、11ユニット未満または1週間に6ユニットまでに制限した方が良いことになります。



 1週間に、350mlのビールなら3缶まで、グラスワインなら2杯まで、ウイスキーなら150mlまで、焼酎なら240mlまで、日本酒なら400mlまで、となります。
 
 
 
 臨床的にもアルコール依存症は認知症の強い危険因子です。
 
 
 若年性認知症の10%はアルコール関連脳障害が原因と言われています。
 
 
 
 また、施設に入所中の認知症患者の20%もアルコール関連脳障害を持っているものと推定されています。
 
 
 
 認知症で最も多い原因はアルツハイマー病と脳血管障害ですが、多くのケースでアルコールはこれら病態に寄与しているものと考えられています。
 
 
 そしてかなりの大量長期飲酒者は、それ単独でも認知症のリスクが高くなります。

 

 

浦添市から北西方面を望む

 

好評のメルマガ「ドクター徳田安春の最新健康医学」の最新内容を厳選編集した本の最新版「知っておくと役に立つ最新医学2019」が出ました。一般の方々の役に立つ最新医学知識を満載。グローバル・スケールでの先端医学のホットな話題もわかりやすく解説。特徴はテレビや新聞より早いグローバルな情報、科学的に正確なエビデンスに基づく情報です。

 

健康と平和について発信する英語版ブログをスタートしました。「Wellness and Peace and Okinawa」 長寿研究で有名なDavid Itokazu先生との共同作業ブログです。

 

ナースの皆様、お待たせしました。「ナースのための、こんなときフィジカルアセスメント“バイタルサイン編”」が発売中。おもしろいのにタメになる、とっておきのテキスト、できました。皆様のレベルアップにお役立て下さい。

 

待望の新刊が発売中!「病歴と身体所見の診断学:検査無しでここまでわかる」こちらもお試しください。必ずやためになることでしょう。

 

科学的根拠に基づく最新医学情報とグローバル・スケールでの先端医学のホットな話題を提供し、わかりやすく解説します。メルマガ「ドクター徳田安春の最新健康医学」。☆まぐまぐ大賞2018のジャンル別賞の健康部門5位に決定しました。

 

迅速・的確なトリアージができる!ナースのための臨床推論 [単行本] [2016] 徳田安春、こちらナースの皆様はもちろん、これからナースを目指す方、看護の情報を知りたい方にもどうぞ。

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 飲酒による脳の変化とは? | トップ | 読売ジャイアンツ 那覇市 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

医療情報」カテゴリの最新記事