皆様こんにちは。総合診療医からの健康アドバイスの時間です。
今日の沖縄は朝から大雨。予想最高気温は23度です。三月にこんなに強い雨が降ったかな?と思うほど激しく降っています。洪水被害がでないことを祈ってます。しかし、日産とゴーン氏との対決はどうなるのでしょうか、ゴーン氏側は無罪請負人とまで言われている弁護士がつきましたね。しばらく、目が離せませんね。では、本題へ。
飲酒と脳の健康に関して以前はJ型が示唆されていました。
少量の酒は脳には良いとされていたのです。
認知症についてもそのようにいわれていました。
そこで出てきたのが最近の研究結果です。
イギリスで行われたこの研究対象は役所の労働者550人でした。
真面目な人たちなので、30年間もきちんとデータを残し検査も受けていました。
その30年経った結果が公表されたのです。
全く飲まない人または1週間に6ユニットまでの飲酒者に比べて、1週間に7から21ユニットの飲酒者では、海馬が萎縮するリスクが3倍まで増えていました。
また、適量の飲酒でも、脳の白質の構造が破綻していました。
実際に1週間14ユニット以上の飲酒者では、語彙力や高次脳機能が低下していました。
1ユニットはアルコール10グラムに相当します。
アルコール5%で350mlの缶ビールなら1缶あたり1.75ユニットとなり、4缶で7ユニットです。
750ml入りのワイン(13.5%)は約10ユニット、175mlのグラスワインでは約3杯分で7ユニットです。
ウィスキー(40%)で25ml、焼酎(25%)で40ml、日本酒(15%)で67mlが1ユニットです。
さて、あなたの飲酒量は何ユニットでしょうか?
軟骨ソーキソバです
好評のメルマガ「ドクター徳田安春の最新健康医学」の最新内容を厳選編集した本の最新版「知っておくと役に立つ最新医学2019」が出ました。一般の方々の役に立つ最新医学知識を満載。グローバル・スケールでの先端医学のホットな話題もわかりやすく解説。特徴はテレビや新聞より早いグローバルな情報、科学的に正確なエビデンスに基づく情報です。
健康と平和について発信する英語版ブログをスタートしました。「Wellness and Peace and Okinawa」 長寿研究で有名なDavid Itokazu先生との共同作業ブログです。
ナースの皆様、お待たせしました。「ナースのための、こんなときフィジカルアセスメント“バイタルサイン編”」が発売中。おもしろいのにタメになる、とっておきのテキスト、できました。皆様のレベルアップにお役立て下さい。
待望の新刊が発売中!「病歴と身体所見の診断学:検査無しでここまでわかる」こちらもお試しください。必ずやためになることでしょう。
科学的根拠に基づく最新医学情報とグローバル・スケールでの先端医学のホットな話題を提供し、わかりやすく解説します。メルマガ「ドクター徳田安春の最新健康医学」。☆まぐまぐ大賞2018のジャンル別賞の健康部門5位に決定しました。
迅速・的確なトリアージができる!ナースのための臨床推論 [単行本] [2016] 徳田安春、こちらナースの皆様はもちろん、これからナースを目指す方、看護の情報を知りたい方にもどうぞ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます