総合診療医からの健康アドバイス

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飲酒による脳の変化とは?

2019-03-06 09:13:54 | 医療情報
 皆様こんにちは。総合診療医からの健康アドバイスの時間です。
 今日の沖縄は朝から大雨。予想最高気温は23度です。三月にこんなに強い雨が降ったかな?と思うほど激しく降っています。洪水被害がでないことを祈ってます。しかし、日産とゴーン氏との対決はどうなるのでしょうか、ゴーン氏側は無罪請負人とまで言われている弁護士がつきましたね。しばらく、目が離せませんね。では、本題へ。
 
 
 
 飲酒と脳の健康に関して以前はJ型が示唆されていました。
 
 
 少量の酒は脳には良いとされていたのです。
 
 
 認知症についてもそのようにいわれていました。
 
 
 
 そこで出てきたのが最近の研究結果です。
 
 
 イギリスで行われたこの研究対象は役所の労働者550人でした。
 
 
 真面目な人たちなので、30年間もきちんとデータを残し検査も受けていました。
 
 
 
 その30年経った結果が公表されたのです。
 
 
 
 全く飲まない人または1週間に6ユニットまでの飲酒者に比べて、1週間に7から21ユニットの飲酒者では、海馬が萎縮するリスクが3倍まで増えていました。
 
 
 
 また、適量の飲酒でも、脳の白質の構造が破綻していました。
 
 
 実際に1週間14ユニット以上の飲酒者では、語彙力や高次脳機能が低下していました。
 


 1ユニットはアルコール10グラムに相当します。
 
 
 アルコール5%350mlの缶ビールなら1缶あたり1.75ユニットとなり、4缶で7ユニットです。


 750ml入りのワイン(13.5%)は約10ユニット、175mlのグラスワインでは約3杯分で7ユニットです。
 
 
 ウィスキー(40%)25ml、焼酎(25%)40ml、日本酒(15%)67ml1ユニットです。
 
 
 
 さて、あなたの飲酒量は何ユニットでしょうか?

 

 

軟骨ソーキソバです

 

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