総合診療医からの健康アドバイス

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慢性閉塞性肺疾患(COPD)の患者さんに気を付けてほしいこと

2016-12-05 08:09:41 | 日野原先生の教え

 皆様こんにちは。総合診療医からの健康アドバイスの時間です。しかし、驚きました。昨日、12月4日の那覇市では、1914年の12月に記録した最高気温を102年振りに更新し、何と、28.2℃を観測しました。真夏ですね。クーラー必要ですね。では、日野原先生のお話です。

 

 

徳田:今回もCOPDについてお願いします。

 

 

日野原:たばこを吸っている人、あるいは今は禁煙していても昔は喫煙していた人はCOPDにかかっている可能性があります。


 日本人の40歳以上のCOPD有病率は約10%、とのことです。


 たばこを吸う人は肺がんになる率が非常に高いことからも、喫煙者の寿命は短いことは確かです。


 かぜをひいたり、インフルエンザにかかると、COPDの人の死亡率は特に高くなります。

 


徳田:まさに「かぜは万病のもと」なので予防接種も必要ですね。


 COPDの患者さんは毎年のインフルエンザ予防接種に加えて、肺炎球菌ワクチンの接種も受けるとよいですね。


 かぜ(ウイルス性急性上気道炎)がきっかけとなって急性憎悪を起こし入院となる患者さんや、人工呼吸器が必要になる患者さんもおりますね。


 かぜの予防には、規則正しい生活、充分な睡眠と栄養をとること、人混みを避けることが勧められます。


 最近の研究ではココアを飲むことやうがいの励行もよいといわれていますね。


 次回もまたよろしくお願いします。

 

 

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