事故直後、桃田選手は現地の病院で手当てを受け、眉間や顎、唇の裂傷、そして全身打撲と診断された。
当初は鼻骨の骨折ありといわれたが、その後すぐにそれは否定された。
マレーシアの保健相は、翌日、病院の記者会見で「容体は安定し快方に向かっている」と述ベ、桃田選手は退院し帰国した。
帰国直後の精密検査でも特に深刻な外傷は無いとの判断であった。
ところが、翌2月8日に桃田選手は右眼窩底を骨折していたことが明らかになり、同日に手術を受けたと発表した。
練習中にシャトルが二重に見えるという症状を自覚して判明したのだ。
事故後、約1ヶ月後に判明した眼窩底骨折。
眼窩底は眼球を下から支える薄い骨。
そこが骨折すると、眼球運動に支障が出てモノが二重にみえたりする。
交通事故と診断遅延のダブルのアクシデントに遭ったケースだった。
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