総合診療医からの健康アドバイス

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ゆるすこと

2016-12-26 09:22:29 | 日野原先生の教え

 皆様こんにちは。総合診療医からの健康アドバイスの時間です。今日の沖縄は晴れ。天気予報では曇りがち、または雨模様とのことでしたが、晴れています。このまま年末年始も晴れてくれると助かりますね。もうそろそろ大掃除ですから。大掃除といえば、あの高圧洗浄機はとても便利です。外壁はもちろん、網戸や窓周辺も簡単に綺麗にできます。お車にもいいですよ。では日野原先生のお話です。

 

 

徳田:今回は子供たちに期待することについてお願いします。



日野原:いのちを愛する人間になってほしいです。


 外国人も日本人も、黒人も白人も、すべて同じいのちです。動物ももっと愛してほしいです。


 いのちを大切にするためには、けんかしないこと、人を傷つけないことです。


 それが平和なのです。


 いじわるされても「今度からするなよ」と言ってやるしてあげることが大事です。


 ゆるすこと、が大事です。


 米国同時多発テロの9.11事件でアメリカは大きな犠牲を払いましたが、その後に2倍3倍の武力を行使したために、世界中にテロが拡大しました。


 やり返すことは永久運動です。


 どこかでゆるさないといけません。


 いのちの授業では、「大きくなったら、きみの持っている時間を人のいのちのために尽くしてはどうか」とも言っています。


 未来を担う子どもたちには、世界中の子どもたちと手を取り合って、いのちを大切にする運動を起こしてほしいと思っています。



徳田:「倍返し」は以前に流行語にもなりましたが、それはよくないですね。


 仕返しをやっても、あとでさらにそのまた倍で自分に返ってくることになると思います。


 夏目漱石の小説「坊ちゃん」では、主人公の坊ちゃんが赤シャツや狸に対して仕返しを企てますが、最後は成功しませんでした。


 漱石はこの小説を通して「ゆるす」ことの必要性を示唆していたとも読めると思います。


 子供たち1人1人が生命の尊さと生物のいのちの大切さについて考えることができるようになるといいですね。


 

 

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