患者さんの要因への介入

　皆様こんにちは。総合診療医からの健康アドバイスの時間です。

　今日の沖縄地方、朝から雨が降っています。前線の影響ですが、この前線の通過と共に、風が北風に変わり、気温がぐんぐん下降しています。明日の最低気温が16度。明後日には13度の予想です。真冬並みになります。体調管理にお気をつけ下さい。では、本題へ。

 

 

 

 

　風邪と思って医療機関を受診して抗菌薬を希望する患者さんは大勢います。

 

 

　ナショナルプランの目標達成には患者要因は大きく、患者や一般人向けの情報提供は重要です。

 

 

　そのためにはメディアの役割が重要です。

 

 

 

 

　抗菌薬を用いずにセルフケアで回復したひと（風邪ではあたりまえですが）をチャンピオンとして社会で褒めることも重要です。

 

 

 

 

　最後のターゲットは実は医療ではありません。

 

 

　それは畜産業です。

 

 

　数十年前から世界の畜産業では健康な家畜（牛など）に抗菌薬を与え続けていました。

 

 

　与えられた動物は、与えなかった動物よりも成長が大きくなるということがわかっていたからです。

 

 

 

 

　しかしこれも世界に分布する正常細菌叢をせん滅させることで、耐性菌増加の主要な原因の一つになっているのです。

 

 

　これについて畜産業者への働きかけを行うことが必須ですね。

 

 

アンガマのお面

 

待望の新刊が発売中！「病歴と身体所見の診断学：検査無しでここまでわかる」こちらもお試しください。必ずやためになることでしょう。

 

好評のメルマガ「ドクター徳田安春の最新健康医学」の最新内容を厳選編集した本の最新版「知っておくと役に立つ最新医学２０１８」が出ました。一般の方々の役に立つ最新医学知識を満載。グローバル・スケールでの先端医学のホットな話題もわかりやすく解説。特徴はテレビや新聞より早いグローバルな情報、科学的に正確なエビデンスに基づく情報です。

 

科学的根拠に基づく最新医学情報とグローバル・スケールでの先端医学のホットな話題を提供し、わかりやすく解説します。メルマガ「ドクター徳田安春の最新健康医学」。２０１７年のメルマガまぐまぐ大賞「健康」部門第４位に選ばれました。

 

迅速・的確なトリアージができる!ナースのための臨床推論 [単行本] [2016] 徳田安春、こちらナースの皆様はもちろん、これからナースを目指す方、看護の情報を知りたい方にもどうぞ。