皆様こんにちは。総合診療医からの健康アドバイスの時間です。やったね。ドイツで行われている世界卓球。日本人選手が活躍していますね。混合ダブルスでの金メダルをはじめ、銀も銅も、すばらしいですね。すばらしいといえば、テニスの錦織選手。全仏で8強に入りました。次はあのアンディ・マレー選手です。強いですが、頑張れ錦織。では、本題へ。
ゲノム編集にはさまざまなピットフォールがあるなかで大切なのは、クリスパーの医学的応用を進めながら、不安を解消していくようなルールを整備していくことでしょう。
今回はクリスパーによる医学的応用の中で1つの応用例である臓器移植についてみていきましょう。
臓器移植は瀕死の患者さんに生命を与えることができます。
しかし、臓器提供者の慢性的な不足から、移植臓器待ち患者が死亡しているのが現状です。
そこで考えられた方法が動物からの臓器移植、すなわち異種臓器移植です。
1980年代に米国の小児患者がヒヒの心臓を一時的にではありますが移植を受けて3週間生存という記録を残していました。
異種臓器移植を阻む壁は2重です。
1枚目は異種間の免疫反応の壁。
これを超えるのは、免疫反応をいかに制御するかにかかっています。
2枚目は感染症のリスク。
これらの壁を超えるために最も期待されている最新の高跳び棒が、遺伝子工学なのです。
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