総合診療医からの健康アドバイス

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前立腺がんの罹患・死亡ギャップが起こる理由は何か?

2021-06-09 10:51:25 | 医療情報
 皆様、こんにちは。総合診療医からの健康アドバイスの時間です。
 
 今日の沖縄は曇り時々雨、という予報ですが、ここ南城市は快晴です。日差しが痛いくらい届いています。予想最高気温は30度です。昨日の県内の新型コロナ陽性確認が159人と先週より減ってはいますが、多いです。しかし、学校が休みになったのはどうしてなのか、ちゃんと生徒に話しているのでしょうか。街中には大勢の子供がマスクもしないで歩いています。では、本題へ。
 
 
 
 それは、前立腺がんの医学的特徴にある。
 
 
 
 前立腺がんの約半数は急速に進行して転移していくタチの悪いがんであるが、残りの半数はおとなしいがんであり、そのまま様子をみてもあまり進行しない。
 
 
 
 最近の研究によると、がん細胞が発生しても、がんを排除する免疫細胞の活躍によってがんの罹患が抑えられていることがわかっている。
 
 
 
 がん細胞がある程度増えてしまっていても、水際で免疫細胞が押さえ込んで、にらみ合い状態を続けていることもわかった。
 
 
 
 がん細胞と免疫細胞が、微妙なバランスで拮抗しているのだ。
 
 
 
 しかし、さまざまな要因で前立腺がんの増殖力が強くなると、免疫細胞たちの防波堤を突破して、進行がんになってしまうのである。

 

 

 

 昨日の夕方の大雨の中、傘もささずに歩く子供たち。普通に風邪をひきますよ。

 

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