日本の軍楽隊は1871年(明治4年)に陸軍軍楽隊、海軍軍楽隊とに分かれました。
陸軍軍楽隊は1872年(明治5年)からフランス式を1945年(昭和20年)まで続けました。
海軍軍楽隊は1879年(明治12年)からドイツ式を採用しました。
私の持っている資料では、陸軍軍楽隊は確かにこのとうり昭和20年(敗戦まで)フランス式のようです。
1910年(明治43年)ロンドンで日英同盟記念親善博覧会が行われ、日本陸軍軍楽隊のロンドンでの演奏要請がありました。この時の楽器編成は以下のとうりです。
フルート 1 第一アルトホルン1
オーボエ 1 第二アルトホルン1
小クラリネット 1 第三アルトホルン1
クラリネット 7 第一バリトン 1
ソプラノ・サックス1 第二バリトン 2
アルト・サックス 1 第一トロンボーン1
テナー・サックス 1 第二トロンボーン1
バリトン・サックス1 第三トロンボーン1
第一コルネット 1 第一小バス 1
第二コルネット 1 第二小バス 2
トランペット 1 E♭バス 1
第一ビューグル 1 B♭バス 1
第二ビューグル 1 サイド・ドラム 1
バス・ドラム 1
指揮者1人を入れて36人編成でした。フランス式楽器編成です。
ちなみに、ビューグルはフリューゲルホルン、小バスはユーフォニウムのことです。
陸軍軍楽隊は1872年(明治5年)からフランス式を1945年(昭和20年)まで続けました。
海軍軍楽隊は1879年(明治12年)からドイツ式を採用しました。
私の持っている資料では、陸軍軍楽隊は確かにこのとうり昭和20年(敗戦まで)フランス式のようです。
1910年(明治43年)ロンドンで日英同盟記念親善博覧会が行われ、日本陸軍軍楽隊のロンドンでの演奏要請がありました。この時の楽器編成は以下のとうりです。
フルート 1 第一アルトホルン1
オーボエ 1 第二アルトホルン1
小クラリネット 1 第三アルトホルン1
クラリネット 7 第一バリトン 1
ソプラノ・サックス1 第二バリトン 2
アルト・サックス 1 第一トロンボーン1
テナー・サックス 1 第二トロンボーン1
バリトン・サックス1 第三トロンボーン1
第一コルネット 1 第一小バス 1
第二コルネット 1 第二小バス 2
トランペット 1 E♭バス 1
第一ビューグル 1 B♭バス 1
第二ビューグル 1 サイド・ドラム 1
バス・ドラム 1
指揮者1人を入れて36人編成でした。フランス式楽器編成です。
ちなみに、ビューグルはフリューゲルホルン、小バスはユーフォニウムのことです。
【幕末】幕府=フランス式
薩長=イギリス式
【近代】陸軍=ドイツ式
音楽と騎兵(秋山好古)
だけフランス式
海軍=イギリス式
音楽だけドイツ式
どの国の軍隊が強いか?
明治政府は陸軍はフランス、海軍はイギリスと考えました。
ですから、日本の陸軍はフランス、海軍はイギリス。音楽隊もこれに倣ったものです。
普仏戦争でのプロイセンの勝利を見た日本は、やはり陸軍はドイツが良いと考え直し、明治18年にメッケル少佐を呼んでドイツ軍学を教え始めた。でも既にルルーが教えていた軍楽だけはフランス式のまま残った。一方、騎兵がフランス式になったのは秋山好古が直訴したから・・・といういきさつ。
タイムマシンがあったら是非とも聴いてみたい世界ですね。