12月はこの月にこそ贈りたい世界のクリスマスの本が並びます。
32人の子ども達のもとに12月の楽しい夢をお届けします。
今日12/4で震災より1000日であることが報道されています。一日一日の重みを感じずにはいられません。
私たちは今回絵本児童書とともに「エールの贈本方法変更のお知らせ」のお手紙を同封しています。
≪エールの贈本方法の変更のお知らせ≫
まもなく私たちが贈本活動を始めてから丸3年が経とうとしています。贈本をさせていただいた本のリストを目にすると、子ども達の成長や年月の過ぎる早さをひしひしと実感しますが、一方で震災の記憶や周囲の人々の意識の薄れを感じずにはいられません。そんな中、私たちのこれまでの活動をふりかえり、様々な方からご意見を伺いながら今後のエール贈本企画の活動をメンバーで話し合ったことをお伝えしたいと思います。
先の見えない状況の中で復興と未来の希望は子どもたちの成長と共にあると私たちは考え、子どもたちに本を贈る活動を続けてまいりました。心の滋養となる本が身近なところにある環境やその本のもつ力は、必ず子どもたちの未来をたくましく生きていく力になります。この活動はその想いに賛同して下さる方々のあたたかい真心に支えられて続けることができています。私たちはそういう想いと被災したみなさまとのつなぎ役となり、自分の子どもたちの成長とともにご縁をいただいたみなさまのお子さんの成長も見守りたいと活動しております。
地域でよみきかせを続け、良質な本のもつ力を信じる私たちは、本来ならみなさまの所にうかがい、子どもたちに直接会って本を手渡し一緒に読むことができたらと願う一方で、その場限りではなく、続けて本を贈らせていただくことで子どもたちが大切な本を身近においておける環境作りをお手伝いできたらとも願っています。直接お目にかかれない分、いつもみなさまからの返信はがきの声と対話する気持ちでその声を頼りに、お子さんの成長や本との生活に想いをはせながら、次回お届けする本を選ばせていただいています。
子どもの成長には待ったなしです。
復興がいっこうに進まず、想像以上の年月が必要なことに憂慮、心痛めつつも、これからも長く応援させていただきたいという私たちの想いをご理解いただき、支援4年目に入る2014年3月以降、贈本の形を変更させていただきます。毎月定期的に本をお届けしていた形から、お届けした本の返信のお葉書をいただいた上で、次回の本を選び贈本するという形にしたいと思います。そしてこれまで私たちがお届けした本の中で、十分お楽しみいただき、年齢的にもスペース的にも必要がなくなった本がもしございましたら、より多くの子どもたちの応援をさせていただくためにも着払いで返送していただくことも一案と考えております。
こうした変更は、これまで様々な形で支援をしてくださっている方々のおかげでお届けできている本を、お子さんの大切な蔵書にしていただくと同時に、最大限に活用させていただく努力と責任を私たちが果たしていきたいと思っていることとご理解いただければ幸いです。
最後に、このお知らせは確実にみなさまにお伝えするために3月まで本とともにお送りいたします。すでにお読みになっている方にも重ねてお送りすることになるかもしれませんがどうぞご了承ください。
2013年12月 エール・チャイルド贈本企画スタッフ一同
≪変更点≫
1. 贈本(2014年3月以降)は、お届けした本の返信はがきをご返送いただいてから、選書しお届けするとい
う形になります。
よりお子さんにあった本をお届けするために、返信はがきの内容からお子さんの興味や状況を考慮し
て、私たちの子どもの本リストの中から選書してお届けいたします。
2. エールチャイルド贈本企画のラベルのある本はリサイクルいたします。
私たちがお届けした本の中で、十分楽しんだ、少し大きくなってその本は卒業して手に取っていない、
多くなりすぎて置き場所に困っている、などの状況がありましたら、着払いで下記までご返送くださ
い。貴重な本を循環し、次の子どもたちが楽しめるよう配慮しいたします。
エール・チャイルド贈本企画のラベルをご確認ください。
返送先〒153-0053東京都目黒区五本木1-2-16エール・チャイルド贈本企画宛
私たちスタッフは、子どもたちが大好きな本に囲まれて成長できる幸せを心から願っています。
今後もみなさまとのやりとりを大切にしながら、変わらぬ気持ちで長く応援をさせていただきたいと
思っています。
いつでも何かありましたら、返信はがきやgmail(yellchild@gmail.com )でご連絡ください。