風の吹くまま

大好きな自動車について、思いついたことを投稿します。

レーシングカート!

2009-08-23 16:38:00 | サーキットにて
今日、レーシングカートの体験走行をしてきました!
といっても、めっちゃ初心者向けのマシンらしいのですが、
それでも僕にとっては、かなり刺激的な体験でした。

場所は京都府綾部市にある「やすば屋サーキット」さん。
実は十数年前に一度だけ行ったことがあるのですが、
そのときはわけがわからないまま終わったような感じで、
しかも当時はポルシェ944S2に乗っていて、
そっちの運転が楽しくて仕方がなかったので、
その後サーキットに通うところまではいかなかったのです。

数年前からファミリーカー生活に陥って、
運転の楽しみからすっかり遠ざかっていましたが、先日、
このサーキットがあることをまさに十数年ぶりに思い出しました。
どれくらいやれるかはわかりませんが、レーシングカートに挑戦して、
少しずつ「生きがい」を取り戻せたらいいなと思っています。

ただ、ほぼ初めてのレーシングカートはけっこうたいへんでした。
普通、自動車はステアリングを切って前輪で曲がりますが、
レーシングカートでは、ステアリングは進入のきっかけをつくるだけで、
横Gでコーナー内側の後輪を浮かせながら、
アクセルを踏み込むことで外側の後輪を変形させて曲げていくのだそうです。
なんだか一瞬わけがわかりませんでした(笑)。

でも初心者の僕は、内側の後輪が浮き上がるほど突っ込むことができず、
それでもけっこうな横Gを感じて、なかなかスピード感に慣れることができず、
後輪で曲げていく感覚をつかむところまではいきませんでした。
走行時間はわずか15分でしたが、すっかりヘトヘトに疲れてしまいました。
「それなりに」走れるようになるだけでも、かなり時間がかかりそうです。

やすば屋サーキットのオーナーの方(お名前を聞き忘れました)によると、
「普通の自動車の乗り方をいったん忘れてリセットするまでに、合計一時間くらいかかるでしょう。カートの乗り方を覚えるのはそれからになります」とのこと。
それだけたいへんだからこそ、乗れるようになることに値打ちがあるわけです。

とにかく今日は実質的に初体験だったので、無理をしてカートを壊したり、
コースアウトして怪我をしたりしなくてよかったと思います。
やすば屋サーキットさん、ありがとうございました。
44歳の手習いで(笑)、ボチボチやっていきたいと思います。


☆僕が乗ったマシンです。こんなに小さいのに、すごい迫力でした。F1マシンって、きっとこれの百万倍くらいすごいんでしょうね。やっぱりF1ドライバーは超人です☆

↓やすば屋サーキットさんのウェブサイトです↓
http://www2.nkansai.ne.jp/users/yasubaya/



レーストラック

2008-05-22 14:37:44 | サーキットにて
今でもやっているのかどうか知りませんが、
昔、鈴鹿サーキットでは、その日のすべてのレースが終了した後、
レーストラックを遊園地用のゴーカートで走らせてもらえました。

確か1周500円くらいで、一人乗りと二人乗りが用意されていました。
1周といっても、ホームスタンドがある側の東コースだけではありましたが、
つい数十分前までレーシングカーが走っていたところを走るのは、
やはり非常に気分がいいものでした。

遊園地仕様のゴーカートですから、たいしたスピードは出ませんが、
少なくともドライビングポジションと、そこから見えるサーキットの風景は、
フォーミュラーマシンにかなり近いはずであり、
頭の中は、当時F2ドライバーだった中嶋悟さんになりきっていました(笑)。

サーキットを走って驚いたのは、
アスファルトの路面が、一般の道路とはかなり違っていたことでした。
古い記憶なので、正確に説明するのは難しいのですが、
一般路のような凸凹がなく非常にフラットで、硬い感じで、
表面がきめ細かくザラついていたような気がします。

東コースを1周するのは、たとえゴーカートでも、
ごく短時間で終わってしまいます。
走り終えてから、もっと走りたい気持ちが湧いてきて、
なんとも寂しい心持になったのを覚えています。
いつの日か、飽きるほどサーキットを走り回ってみたいものです。



カーティング

2007-12-02 23:48:12 | サーキットにて
本格的なモータースポーツにチャレンジする機会をつくれず、
クルマの運転はもっぱら峠道で楽しんできましたが、
10数年前に一度だけ、レーシングカートを貸してくれるカートコースに行き、
20~30分ほどカートを走らせたことがあります。

レンタル用とはいえ、本物のレーシングカートは、
コーナーリングの限界が驚くほど高くて、
直線でアクセルをベタ踏みしたときの迫力やスピード感は、
予想をはるかに超えたものでした。一度きりの短時間の練習では、
「そこそこ乗れた」という手応えを感じるまでには至らず、
レーシングカートのすごさに感心しただけで終わってしまいました。

カートコースを走ってみて、
いちばん勉強になったのは、
「複合コーナー」の回り方でした。
例えば、1つめのコーナーよりも2つめのコーナーのほうが、
Rが小さく切れ込んでいる場合、
1つめのコーナーを旋回している間に、
2つめのコーナーに向けて減速を始めなければ、
2つめのコーナーの進入速度が高くなりすぎてしまいます。
つまり「コーナーとコーナーのつながり」を意識して、
走りを「組み立てて」いくことで、
すべてのコーナーをスムーズにクリアできるようになり、
ひいてはタイムの短縮につながることがよく分かりました。

これ以上語るとボロが出そうなので(笑)、
そろそろ締めたいと思いますが、
カートコースを走って感激したのは、
本格的にカートに取り組んでいる人のマナーの素晴らしさでした。
何せレーシングカートに乗るのは初めてでしたから、
最初の数周は特にまごまごしていたと思います。
何とか速い人に先に行ってもらおうと、
僕なりに一生懸命よけていたら、
サッと手を上げてお礼の合図をしながら抜いてくれたのです。

正直なところ、それまでは内心オロオロしていたのですが、
きちんと譲れたことと、マナーよく接してもらえたことで、
その後はいくらか落ち着いて走れるようになったものでした。



景品

2007-08-02 00:48:43 | サーキットにて
鈴鹿サーキットにレースを見に行って、
フリー走行と決勝レースの間など、
少し時間が余ったときには、
暇つぶしにあたりを歩いて回ります。

レース関連グッズを販売する売店があったり、
特設ステージでちょっとしたイベントをしていたり、
レーシングチームのキャンペーンガールが、
チームのノベルティグッズを無料で配っていたり、
華やかな雰囲気でけっこう楽しめるのです。

昔の話ですが、「ジャンケン大会」が行なわれていた会場の横を通りかかり、
面白半分に参加したことがあります。
特に日頃からジャンケンが強いわけではありませんが、
そのときはたまたま運よく勝ち進み、
司会をしていたきれいなお姉さんから、
バイクメーカーの「スズキ」のTシャツを受け取りました。

「SUZUKI」の文字とバイクの形が図案化された模様で、
割と普段でも着られそうな感じだったので、
僕はしばらく愛用していました。
些細な出来事ではありますが、
サーキットでの楽しい思い出の一つになっています。

観客席で見えるもの

2007-07-15 15:10:00 | サーキットにて
サーキットでレース観戦をしていると、
当然ですが、テレビとは違って、
自分が座っている場所から見渡せる範囲しか様子が分かりません。
F1レースのように大規模なイベントなら、
巨大なオーロラビジョンが何カ所も設置され、
テレビと同じようにサーキット各所の場面が映し出されるので、
席から見えないところでどういう争いをしているのかが分かります。

ところが、通常の国内レースでは、
そんな設備などない場合が多く、
場内放送の実況アナウンスを聞きながら、
目の前を通り過ぎるマシンを肉眼で見て、
レース展開を把握しなければならないのです。
サーキットは広いですから、
遠くで誰かのマシンが止まってリタイヤしていても、
すぐにそれが分からず、
テレビのように正確に状況を把握しにくいときもあります。

それならば、テレビ観戦のほうがよく分かっていいではないか、
と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、
決してそうではありません。
サーキットの現場にいるからこそ分かることがあり、
そこがレース観戦の楽しみでもあるのです。

例えば、優勝候補のマシンが接触などのトラブルで緊急ピットインし、
応急処置を施してすぐに再スタートしたとします。
当然順位は大きく下がってしまうわけですが、
そもそも速いマシン、ドライバーですから、
少しでも順位を取り戻そうと気合が入ります。
コーナーへの進入速度がより速くなり、
コーナーリングスピードも一段と高まり、
マシンの動き方やエンジン音から、
みなぎるドライバーの闘志が伝わってきて、
見る側も興奮してきます。

そして、一周ごとに前走車との距離がグングン縮まったり、
一周回ってくる間に前走車を抜いて順位が上がっていたり、
あるいは目の前でオーバーテイクするシーンが見られることもあります。
周りの観客も、「あのドライバーはどこまで追い上げるんだろう」と気にかけながら見ていますから、
順位が上がるたびに歓声が上がりますし、
一周回って戻ってきたときに、
何台かゴボウ抜きでもしていようものなら、
付近の観客が総立ちになって拍手喝采することもあります。
そうした臨場感や、ドライバーの気合、客席の盛り上がりは、
テレビ画面ではずいぶん薄まって伝わっているように思います。

レース最後の大きな楽しみが、
ゴールの後のウィニングランです。
チェッカーフラッグを受け、
戦いを終えたドライバーたちが、
観客に手を振りながらゆっくりと一周するのですが、
僕はその様子を見るのが大好きです。
厳しく危険な競争を勝ち抜いた上位入賞者の誇らしげなポーズは、
実に清々しく、「レースっていいなぁ」と思う瞬間でもあります。

でも、頑張ったのは上位の選手だけではありません。
客席からは、1人ひとりのドライバーが、
少しでも速く走ろうと、一所懸命に努力しているのが、
手に取るように分かります。
ですから、ウィニングランでは、
1位のドライバーから最下位のドライバーまで、
ドラマを見せてくれた勇者たち全員を、
平等に讃えたい気分になるのです。
これも、テレビ観戦では味わえない醍醐味だと思います。

こんなことを書いているうちに、
だんだんサーキットに行きたくなってきました(笑)。