「若者のクルマ離れ」について、
Twitterで少しつぶやいたことを、
改めてまとめておこうと思います。
以前、NHKのテレビ番組で、若者の「草食化」をテーマに、
ゲストや一般参加者が討論していた中で、「クルマ離れ」の話題も出ました。
そのときある若者が、
「そもそもクルマを好きでないので、離れたという意識はない」
という意味の発言をしていたのを聞いて、僕はハッとさせられました。
確かに、離れるためには、一度は近づいておく必要があります。
最初から遠くにあるものから「離れた」とは通常言いません。
例えば僕自身が、過去に好きだったものへの興味を失ったら、
それは「離れた」ことになりますが、最初から好きでないものに対して、
赤の他人から勝手に「離れた」と評価されたら、
「いやいや、別に最初から好きではないので」と反論したくなります。
どうやら「若者のクルマ離れ」という表現自体に、少し無理があるようです。
我々40代に比べて、今の20代の人たちに占める「クルマ好き」の割合は、
実際に下がっているのでしょう。しかし、その統計データをもって、
「若者がクルマから離れた」と言うのは、少し筋が違うと思うのです。
その意味で、僕ら大人は若者に謝らないといけないのかもしれません。
ではなぜ、クルマ好きの若者は少なくなったのでしょうか。
魅力的なクルマが減ったから、関心を持てなくなったのでしょうか。
それとも若者がクルマに関心をもたなくなったから、
魅力的なクルマをつくり続けられなくなったのでしょうか。
あるいは、クルマそのものが、歴史的に旬を過ぎてしまったのでしょうか。
少子化で若者が減っているうえに、クルマ好きの割合が下がったら、
メーカーとして商売が成り立たなくなってしまうのは自明の理と言えます。
モータリゼーションからエコロジーへと時代は変わり、
肉食系から草食系へと若者の傾向が変わり、
クルマ以外にも楽しい遊びがたくさん増えるなど、
世の中の価値観はどんどん変化してきました。
そうした中で、クルマ好きの若者が減ってしまったのは、
やはり時代の流れ、社会の変化と言わざるをえないのでしょうか。
それでも、僕自身はどんな形ででもクルマを楽しんで人生を過ごしたいですし、
若い人たちにもクルマの楽しみを知ってもらいたいと願っています。
こんなに楽しいものを、大人だけの趣味にしておくのはもったいないと思います。
個人的には、オートマ車が増えすぎたうえに、オートマ限定免許までつくられ、
オートマ車しか運転する機会がなくなったことによって、若者が、
「クルマの運転って、つまんない」と思うようになった気がするのですが、
単にマニュアル車が好きな人間の偏見に過ぎないでしょうか。
人間楽をすると、かえって退屈を感じてしまいます。
ちょっとくらい手間がかかったほうが、運転のしがいがありますし、
クルマへの愛着も湧くのではないかと思います。
ヨーロッパではいまだにマニュアル車が多くて、国によっては、
オートマ車は体が不自由な人のためにあるもの、という考え方もあると聞きます。
そうした傾向があるから、ヨーロッパではスポーツカー文化が廃れないのではないでしょうか。
「鶏が先か、卵が先か」という議論になってしまいましたが、
若い人たちにはぜひ、マニュアル車かセミオートマ車で、
「シフトチェンジする楽しみ」を味わってもらえればと思います。
少しはクルマに対する見方が変わると思うのですが……。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/e0/8012da1d591ab3f33d011ef4d648a72b.jpg)
このシフトレバーをカチャカチャ動かすのが楽しいんです(笑)。
Twitterで少しつぶやいたことを、
改めてまとめておこうと思います。
以前、NHKのテレビ番組で、若者の「草食化」をテーマに、
ゲストや一般参加者が討論していた中で、「クルマ離れ」の話題も出ました。
そのときある若者が、
「そもそもクルマを好きでないので、離れたという意識はない」
という意味の発言をしていたのを聞いて、僕はハッとさせられました。
確かに、離れるためには、一度は近づいておく必要があります。
最初から遠くにあるものから「離れた」とは通常言いません。
例えば僕自身が、過去に好きだったものへの興味を失ったら、
それは「離れた」ことになりますが、最初から好きでないものに対して、
赤の他人から勝手に「離れた」と評価されたら、
「いやいや、別に最初から好きではないので」と反論したくなります。
どうやら「若者のクルマ離れ」という表現自体に、少し無理があるようです。
我々40代に比べて、今の20代の人たちに占める「クルマ好き」の割合は、
実際に下がっているのでしょう。しかし、その統計データをもって、
「若者がクルマから離れた」と言うのは、少し筋が違うと思うのです。
その意味で、僕ら大人は若者に謝らないといけないのかもしれません。
ではなぜ、クルマ好きの若者は少なくなったのでしょうか。
魅力的なクルマが減ったから、関心を持てなくなったのでしょうか。
それとも若者がクルマに関心をもたなくなったから、
魅力的なクルマをつくり続けられなくなったのでしょうか。
あるいは、クルマそのものが、歴史的に旬を過ぎてしまったのでしょうか。
少子化で若者が減っているうえに、クルマ好きの割合が下がったら、
メーカーとして商売が成り立たなくなってしまうのは自明の理と言えます。
モータリゼーションからエコロジーへと時代は変わり、
肉食系から草食系へと若者の傾向が変わり、
クルマ以外にも楽しい遊びがたくさん増えるなど、
世の中の価値観はどんどん変化してきました。
そうした中で、クルマ好きの若者が減ってしまったのは、
やはり時代の流れ、社会の変化と言わざるをえないのでしょうか。
それでも、僕自身はどんな形ででもクルマを楽しんで人生を過ごしたいですし、
若い人たちにもクルマの楽しみを知ってもらいたいと願っています。
こんなに楽しいものを、大人だけの趣味にしておくのはもったいないと思います。
個人的には、オートマ車が増えすぎたうえに、オートマ限定免許までつくられ、
オートマ車しか運転する機会がなくなったことによって、若者が、
「クルマの運転って、つまんない」と思うようになった気がするのですが、
単にマニュアル車が好きな人間の偏見に過ぎないでしょうか。
人間楽をすると、かえって退屈を感じてしまいます。
ちょっとくらい手間がかかったほうが、運転のしがいがありますし、
クルマへの愛着も湧くのではないかと思います。
ヨーロッパではいまだにマニュアル車が多くて、国によっては、
オートマ車は体が不自由な人のためにあるもの、という考え方もあると聞きます。
そうした傾向があるから、ヨーロッパではスポーツカー文化が廃れないのではないでしょうか。
「鶏が先か、卵が先か」という議論になってしまいましたが、
若い人たちにはぜひ、マニュアル車かセミオートマ車で、
「シフトチェンジする楽しみ」を味わってもらえればと思います。
少しはクルマに対する見方が変わると思うのですが……。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/e0/8012da1d591ab3f33d011ef4d648a72b.jpg)
このシフトレバーをカチャカチャ動かすのが楽しいんです(笑)。