風の吹くまま

大好きな自動車について、思いついたことを投稿します。

昔のお話

2016-02-09 10:03:00 | クルマにまつわる思い出

このところ、古い写真をスキャンしてPCに取り込む作業を少しずつやっています。

大学生の頃、初代RX7で長距離ドライブをしたときの写真が、あまりにも懐かしかったので、何枚かアップしたいと思います。

細かいルートは覚えていないのですが、早朝京都を出発し、その日のうちに能登半島を一周して、夜には富山まで到達したと思います。

翌日も早朝出発し、乗鞍とか野麦峠とかを通り、岐阜を南下して、夜までには京都に戻ったはずです。

学生でお金もなかったので、宿を予約したりせず、クルマに毛布を積んでいきました。夜は富山で屋台のラーメンを食べたあと、空き地に勝手に止めて、車内で毛布にくるまって寝ました。

途中に観光地もいろいろあったはずですが、ほとんどすっ飛ばして、ただひたすら運転し続けました。ハンドルを握っているだけで、楽しくて楽しくて仕方がなかったんですよね。

本当にバカでしたが(笑)、楽しかった記憶しかありません。
青春の思い出ってヤツですね(笑)。


これはどこだったのか、よく覚えていないのですが、スケールの大きな景色ですね。


ここは有名な「なぎさドライブウェイ」ですね。調子に乗って端の方まで行き過ぎたため、砂がやわらかくてスタックさせてしまいました。すると、すぐに地元の人が数人寄ってきて、脱出の手伝いをしてくれたんですよね。恥ずかしかったけど、ありがたかったですね。



一人でドライブしたので、僕の姿は全然写っておらず、無人のクルマが旅をしているみたいです(笑)。


これは乗鞍あたりのどこかだと思うのですが、はっきり覚えていません。スーパー林道だったかな。とても走り応えがありました。

そういえば、標高が高くなると、空気が薄くなって、エンジンの馬力がどんどん落ちていったのを思い出しました。「こんなゆるい坂でもローに入れないと登らない!」と驚いたものです。
おそらくキャブレター仕様だったからだと思われます。
今のインジェクション車だとどんな感じになるのでしょうか。
またいつか、のんびり長距離ドライブをしてみたいなと思います。



追突事故

2008-05-18 12:06:41 | クルマにまつわる思い出
初代RX-7に乗っていた大学生の頃、
大学の近くの賀茂川沿いの道路で、
後ろから追突されたことがあります。

右折をしようとして、ウインカーを出しながら減速し、
ほとんど停まりかけた瞬間に、軽い衝撃とともに、
「ガシャン!! バラバラバラ!」
という音が、頭のすぐ後ろで聞こえました。
「ガシャン」は追突の音で、「バラバラバラ」は、
砕けたヘッドライトのガラスが地面に散乱する音だったのでしょう。

相手の車種はAE86レビンで、
ドライバーは同じ大学の知らない学生でした。
本人の話によると、どうやらよそ見をしていたらしく、
僕が減速したことに気づくのが一瞬遅れて、
慌てて急ブレーキをかけたけれども、
あと一歩及ばずに追突した、という感じでした。
そのため衝撃は非常に少なく、
クルマもリアバンパー付近が少し曲がったくらいで、
僕にいたってはムチウチにもならずに無傷で済んだのです。

ところで、初代セブンとAE86のバンパーの高さは、
おそらくそんなに違わないはずですが、
追突時に、86のバンパーはセブンのリアバンパーの真下に潜り、
フロントグリルとヘッドライトがセブンのバンパーに直撃しました。
やはり急ブレーキを踏んでいたことで、
フロントサスが思い切り沈み込んでいたのでしょう。

修理代ですが、この場合100対0で相手の責任になり、
保険を使って直してくれたので、当然ながらタダでした。
なおかつ、僕にとって非常にありがたかったのは、
追突される前からついていたテール周りのキズまで、
バンパーと一緒にきれいにしてもらえたことで、
かなりお得な気分を味わえました(笑)。

こんな痛くもかゆくもない、しかもお得な事故は、
おそらく人生でもうないと思います(笑)。



周回コース

2008-05-03 14:45:03 | クルマにまつわる思い出
大学生の頃、僕には定番のドライブ・コースが二つありました。
土日だけでなく、午後から授業もアルバイトもない日などに、
一人でぶらりとどちらかのコースを走りに行くのです。
両コース合わせて、おそらく数十回は周っていると思います。

「周る」と書いたのは、どちらも大きく周回するコースになっているからです。
そのときの気分で、左回りで周ったり、右回りで周ったりしていたため、
割と飽きずに走れたのではないでしょうか。

まず一つ目は、牛若丸が修業したという鞍馬寺の門前を通る鞍馬街道を北上し、
非常に険しい九十九折れの花脊(はなせ)峠を越え、
途中で西に折れて周山という町がある方面に向かい、
時間があれば常照光寺という静かで味わい深い古刹に立ち寄り、
周山から国道162号線を南下して京都市街に戻るコース。

所要時間は正確に覚えていないのですが、
ゆっくり走っても2、3時間あれば周れたのではないかと思います。
美しい景色とワインディングをしっかりと楽しめる、
「ちょこっと半日ドライブ」に適したコースです。
(※時間は勘違いしているかもしれないので、判明したら訂正します)



二つ目は、国道162号線をひたすら北上して、
最近アメリカ民主党の候補者争いで話題になった(笑)、
福井県小浜市まで抜けます。
この間のワインディングは非常に走り応えがあり、
秋には信じられないくらい鮮やかな紅葉がコースサイドを彩る区間もあります。

小浜から日本海に沿って国道27号線を西進し、舞鶴方面に向かうのですが、
途中、海に面したオシャレな喫茶店があり、
たいていはそこで休憩をとっていました。
コーヒーを飲みながら海を眺められるので、お気に入りだったのですが、
長年通っていないため、その店が今もあるかどうかは分かりません。

舞鶴を通過して西舞鶴の町に入ると、国道27号線は南に直角に折れて、
綾部、丹波町方面へと続きます。ここを曲がらずに真っ直ぐ抜けると、
宮津、天橋立につながる国道178号線になるのですが、
そこまで周ると、京都市街に戻るのに時間がかかりすぎるので、
ほとんどの場合、27号線を南下していました。

綾部から丹波町にかけては、途中で速度違反の取締りをしていることが多く、
せっかく気持ちの良い道が続いていても、あまり飛ばせないため、
実は少々フラストレーションがたまる区間ではあります。
そのため、ジッとガマンをしながら、景色を見て気を紛らわせるのです。
念のために申し上げておきますが、この区間でつかまったことはありません(笑)。
そして丹波町で国道9号線に合流し、京都市街まで戻ります。



この二つのコースが僕のお気に入りで、
時々少し道を変えるなどしてアレンジを加えながら、
ドライブを楽しんでいました。
ワインディングを飛ばすのも大好きですが、
のんびり長時間走るのも、それはそれで愉しいものです。
しかし、ガソリン価格が高騰している今では、
ドライブに出かけるのも少し気が引けてしまいます。
もう少し安くなるか、早く代替燃料が普及するかしてほしい気がします。


<追記>
先日新聞の見出しに、
「中高一貫」と書いてあったのを見て、一瞬、
「中嶋一貴」だと勘違いし、
「おぉっ、一貴くんが普通の新聞に大きく扱われている!」
と喜んでしまいました。
アホですね~、僕って(笑)。



三角窓

2008-04-13 23:30:34 | クルマにまつわる思い出
長い間忘れていましたが、16歳のとき、
知り合いのお兄さんのハコスカに乗せてもらったことがあります。
もちろん免許はないので助手席だけでしたが、
ある程度改造が施されていて、しかもけっこう飛ばす人だったので、
すごく楽しくて興奮したのを覚えています。

そのハコスカは4ドアで、ボディカラーは白。
グレードは覚えていませんが、L20搭載モデルでした。
確か足回りを固めていたようで、
かなり鋭く「スパッ!」とレーンチェンジしていました。
エンジンをどうしていたかまでは覚えていませんが、
排気音はけっこう大きかったので、
最低でもマフラーくらいは換えていたはずです。
川沿いのなだらかなワインディングを走りながら、
暴走族と追いかけっこになったときの話を聞きました。

他に覚えているのは、「三角窓」のことです。
そのお兄さんは、タバコに火をつけながら小さな三角窓をクルッと開き、
「ここからうまい具合に煙が外に出るんだ」
と教えてくれました。それを聞いて、
(へ~、そういうものなのか~)
と、妙に感心したものでした。

ハコスカについて記憶に残っているのはこれくらいです。

う~ん、ハコスカの話をしていると、
すごくハコスカに乗ってみたくなります。
いつか乗れるチャンスが来ればいいなと思っています。
ハコスカオーナーの方、できたらお友達になってください(笑)。


☆こちらは大阪ノスタルジックショーで撮影した4ドアのハコスカです☆


☆昔のクルマにはよくこんな「三角窓」がついていました。止め金をクルッと回してから押し開きます。そういえばこれの正式な名称ってあるのでしょうか?☆


高速デビュー

2008-01-18 17:36:28 | クルマにまつわる思い出
その昔、運転免許を取ってしばらく経ち、
初めて高速道路を走る機会が訪れたとき、
どんなふうに走ればいいのかよく分からなかったため、
ほんの少し緊張感を覚えました。

たまたま中学時代の同級生が助手席に乗っていて、
そいつは僕より早く免許を取得していたので、高速に入る前、
「怖かったら運転代わってあげるよ」
などと、先輩ぶって話していました(笑)。

負けず嫌いの僕は、その言葉に「カチン!」と来ました。
「いや、大丈夫やし」と、表向き冷静に言い返しながら、心の中で、
(くそっ、絶対すぐにコツをつかんでやる!)と気合を入れました。

料金所のオジサンからチケットを受け取り、合流車線で加速を始めます。
130馬力の12Aロータリーエンジンはうなりを上げ、
車速はどんどん上がっていきます。
さすがに生まれて初めての高速合流は、内心少しだけビビリましたが、
なんとか本線に移り、前後のクルマと速度を合わせることができました。

しばらくの間、走行車線を走りながら、
時速100キロ前後をキープすることに専念していましたが、
歩行者も自転車もおらず、交差点も信号もない高速道路は、
予想していたよりもずっと運転しやすく、
だんだん楽しくなってきました(笑)。
おそらく100キロ巡行には数分で慣れてしまったと思います。

さて、無論、初代RX-7は時速100キロよりもっとスピードを出すことができます。
こうなると、前のクルマを追い越したくて仕方がありません。
そこで、今度は追い越しにチャレンジすることにしました。
右後方、つまり追い越し車線に他のクルマがいないことを確認しつつ、
ウインカーのレバーを右下に押し下げ、
シフトダウンして加速しながら追い越し車線に移ります。
さらに加速をして、追い越しが完了した後、
左にウインカーを出して走行車線に無事戻りました。

「う~ん、気持ちいい! もう一回やろ!」

僕はすぐに追い越しの楽しさの虜になり、
それから何度も何度も追い越しを続け、
いつしか追い越し車線ばかり走るようになっていました(笑)。
追い越し車線を延々と走り続けるのは、確か道交法違反ですが、
とにかく高速道路の運転にも、割と短時間で慣れることができました。

そういえば、僕のあまりの運転バカぶりに、
助手席の友人が呆れ果てていたのを、
この文章を書いていて思い出しました(笑)。