2台目のアルファロメオ156を購入してから、
先日ようやく少しだけワインディングを走ることができました。
時間を見つけて、京都の高雄パークウェイに行ってきたのです。
もうオジサンなので、無理な走り方はしませんが、
それなりに「気持ちいい」ペースで走ってみたところ、
やはり以前乗っていたフェーズ1よりも、
コーナーリング時の安定感が増しているように感じられます。
アペックスに向かって切り込んでいるときや、
コーナー出口に向けてアクセルを入れ始めるときなど、
4輪とも均等にググッと路面をとらえている感覚があるのです。
これはやはり、フェーズ2から搭載された「VDCシステム」の恩恵なのでしょう。
試しに、VDCをキャンセルするボタンを押して、乗り比べてみました。
あくまでも僕の感覚ですが、コーナーリング時の「姿勢」が少し不安定になり、
曲がっている最中に「スキール音」が出やすくなりました。
人によって好みはあると思いますが、
僕は「VDCあり」で走るほうに軍配を上げたいと思います。
例えば、前後輪の重量配分が50対50の後輪駆動車なら、
もともとのコーナーリング性能が高いわけですから、
余分なメカがドライバーと地面との間に入らないほうが、
気持ちよく走れる場合が多いでしょう。
しかし156V6のように、実用的な4ドアのボディを持ち、
前輪で操舵も駆動もさせるフロントヘビーなFF車の場合、
VDCでスタビリティを増してくれているほうが、
乗り手はより安心して飛ばせるんじゃないかと思います。
さて、突然ですが、内装をフェーズ1と比べてみましょう。
上がフェーズ1で、下がフェーズ2です。
やはりちょっと新しくなっているのが雰囲気でも分かりますね。
フェーズ2の内装で気になるのは、ギアをローに入れたとき、
左手の中指でハザードランプをつけてしまうことです(笑)。
購入して一カ月ちょっとの間に、もう何回もやってしまっています。
ちょっとそこは気をつけながらシフトチェンジしないといけないですね。
ダッシュボードの上のほうに液晶画面があって、エラーメッセージ等が表示されます。
その他、燃費を計算したり、いくつか機能があるそうですが、
燃費には一切関心がないので、まだ操作したことがありません。
燃費が気になるのなら、こんなクルマを選んだりしませんしね(笑)。
オプションの革製スポーツシートは、ちょっと変わったデザインで、
なかなかカッコイイと思います。
フェーズ1の革シートはお尻が滑って落ち着かなかったのですが、
こちらはそれなりにホールド性があります。乗り心地はやや固めですね。
そして赤い糸で縫い込まれた2本のステッチが、ちょっとオシャレさんですよね(笑)。
細かい演出ですが、けっこうお気に入りポイントになっています。
フェーズ1にはなかった「ツノ」が、ルーフに生えています(笑)。
このタイプのアンテナを見るたびに、「発芽米」を思い出してしまいます。
これは正直、僕個人の好みですが、なくてもよかったかな~と思います。
スタイリング面でいえば、テクノマグネシオのオフセットがうまくハマって、
前後輪とも「ほぼツライチ」になっています。
ただ、ホイールアーチとタイヤとのすき間が、
前に乗っていたフェーズ1よりも少し広いのが気になっています。
できれば1~2センチ車高を下げたいところですが、
そのへんはまぁじっくり考えようと思います。
なんだかんだ言って、僕はこのV6エンジンが大好きなのです。
フィーリング、パワー感、ノッキングゼロの扱いやすさ、
そしてピカピカのインテークマニホールド!!
いつ見てもウットリできます(笑)。
結局、高雄パークウェイを「1往復半」走って、
この休憩所で缶コーヒーを飲んでから、帰路につきました。