My ordinary days

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ふと思い立ち第2のキャリアを始めてしまった、流されがちなひとの日々を綴るブログです

歴女?「古事記と日本書紀」

2010-04-20 09:35:40 | 日記
大学入試の選択科目で社会は世界史をとった。日本史より漢字が少ないし内容も浅いから!という理由で・・・ や、もちろん好きでもありましたが~
なんとなく世界史の方が華やかな雰囲気がありましたね。教科書に載ってる図画なんかも ははは

私は高3のときに留学をしたので帰国してから受験まで半年しかなく、自分の全国偏差値もわからないままとりあえず勉強しないとーなわけで、既に一年人より長く高校通っていることになるから浪人も避けたい・・・と、入試科目以外の授業中はひたすら自主的に受験勉強していました。

けれど日本史の時間はきちんとノートをとり先生の話を聞いていた。先生が面白かったから。受験用の授業??ではなかったのですが、ただ教科書を教えているのではなく先生自身がきちんと勉強をして生徒に伝えようとしているということがよくわかる授業だったのです・・。

授業でもナンデモ、人に向かって話をするときに本当に相手に伝えたいと思って話をすると、少なくともその気持ちは伝わります。そうした講義だった。

・・ま、だからといって戦国武将や幕末の志士LOVE・・・に走るような素地は養われなかったようで、「歴女」志向はないなぁ。
ですが好きな時代惹かれる時代はありまして、記紀万葉の頃・・・日本国の黎明期といえるでしょうか(時代の範囲長すぎ??!)神話と伝承と史実とごちゃごちゃな辺り、好きです。

新書で坂本勝著「古事記と日本書紀」。

古事記は対訳つきの講談社学術文庫で読みましたが、日本書紀ってなんだか読めなくて。
端折って新書で読んでしまえ~(・・・読んだ気になってしまえ?)と、読んでみました。

古事記の成立が712年、日本書紀が720年。
この二書はともに天武天皇の命によって編纂が開始されているのです。天皇家の歴史書としての古事記と律令国家の正史としての書記。重複する箇所・似通った箇所、しょしてビミョウに異なる箇所・・・。
もともとの性格が違うし命を下した天皇も両方の内容チェックできなかったしね~
おもしろいよね~ 書記を編纂していた人たちは先に成立した古事記の写本を読んだりしたのかな、ライバル心とかあったのかな・・・、のような時代に関係ない人間的なところも想像してみたり。

おそらく時代が違っても人の心情はそう変わりがないでしょうから。

やはり、歌がたくさん詠まれている古事記が好きです。
戦いの前にはたくさんの歌が詠まれたのですって。歌にはちからがあると信じられていたから。言霊です。

おっと聖書にも「言(ことば)」について・・・
とやっていくとまとまらなくなりますな話飛びすぎ

子供の頃は稲葉のシロウサギの話やヤマタノヲロチの話が好きでした。

しかしなんといっても、ヤマトタケルのうた:


倭は 国のまほろば たたなづく 青垣 山隠れる 倭しうるわし


5月青葉の頃、草木が茂ってくるのを見るにつけこのうたを思い出し「やっぱりいるね日本に八百万の神様」と、確信するわたくしです。