今大学の試験日も受験の仕方もたくさんあるみたいでちっともわからない。私立しか大学受験していないから、さらにわからない。
長男くんもわかってるんだかないんだか、きっとわかっていまい~なのでメモ的に以下の記事を抜粋
昔と違う?2012年、センター試験のいま。/寺西 隆行(INSIGHT NOW!) - goo ニュース2012年1月16日(月)10:50
2012年度のセンター試験がこの週末に行われました。
1990年に始まったセンター試験。20年以上続いていますが、フツウは「自分の受験した年のセンター試験事情」しか知りませんよね。
今週はセンター試験の記事もたくさんメディアに掲載されるでしょうから、「今のセンター試験ってこうなっている!」という、ちょっとしたネタの提供を。
この週末にセンター試験が実施されました。志願者数55万人!と、国にとっても一大行事。
なんせ全国様々な会場で、全く同じ時間に開始~終了しなければいけない、というシロモノですから…。
問題用紙など、試験に必要なものは、試験場までの輸送に特別な専用車を用いて、警備員常駐で輸送されているほどのものなのです。
参)
さて、センター試験は、各大学、様々な用途で利用します。
代表的な使用例は、東大を初めとする国公立大学が、「独自で出題する二次試験の前に、教科書レベルの知識を様々な教科に渡って広く理解できているかどうかを試す」というものです。一般的に知られている用途ですね。これはセンター試験導入当初より変化ありません。
そして、国公立大学志望者は、大学個別の二次試験に臨みます。
でも…このセンター試験、細かなところはいろいろ以前のやり方から変化しているのです。リスニングが導入されたことは有名ですよね(2006年)。
これから1週間程度、センター試験について、いろいろ話題が盛り上がると思いますので、以前とはこの辺が違うんだよ!ってところや、こういうことになっているんだよ、というマメ知識的なことをちょっと記事にしてみます。
注)読者層として30、40代の皆さんを意識しています。また、細かな部分はざっくりと説明し、(正確さより)わかりやすさを優先していることをご了承ください。
◎共通一次試験とセンター試験の違い
1990年に導入されたセンター試験。それ以前の「共通一次試験」との制度的な違いは、「国公立大学のみが利用するもの、という位置づけから、私立大学も(試験結果を)利用してもよいもの、とした」部分です。
◎様々な「受験上の注意」
・受験票の写真は、試験中に眼鏡をかけて解く場合、必ず眼鏡をかけてとらなければいけません。
・シャープペンシルを使用することは構いませんが、あくまでメモ書きや計算用として。マークシート記入時は必ず鉛筆(H、F、HB)で行わなければいけません(マークシートへの解答が読み取れなくなる可能性があるため)。
・カンニングだけではなく、他の人に答を教えても不正行為として退場を命じられます(苦笑)。
・定規はそもそも机上においてはいけません(=使用不可)。
◎「センター試験として用意されている科目」と「その科目で志望大学に出願できるか」は別
たとえば、センター試験の「科目」の中に「理科総合A」というものがありますが、これは「センター試験の問題として用意しました」というだけで、この科目を受験しても東大には出願できません。
他の例で言えば…2012年度の試験科目に「倫理」「政治・経済」そして「倫理、政治・経済」というものがありますが、だからといって“俺、倫理はめちゃめちゃ得意だけど政治・経済は苦手だから「倫理」で受けるわあ”と単純にはなりません(2012年度の東大出願では必ず「倫理、政治・経済」の科目選択が必要、など)。
受験生の保護者の立場では、センター試験の出題科目の変化を見るだけではなく、お子様の志望校がセンター試験で何を課しているかまで見る必要があります。
◎「教科」と「科目」の違い
教科は「外国語」「数学」「国語」「理科」「地歴」「公民」の6教科のことで、この中で「英語」「韓国語」「物理」「日本史」…などに分かれているのが「科目」です。
大学に出願に必要な「科目数」としては「7科目」がメジャーで、標準的な出願パターンは
○英語・国語・数学 ・数学 ・地歴 or 公民の1科目・理科の2科目、という「5教科7科目」
・英語・国語・数学 ・数学 ・地歴の1科目・公民の1科目・理科の1科目、という「6教科7科目」
となります。
1990年~2003年頃までは「5教科6科目」が多かったのですが、いわゆる「ゆとり教育」を懸念した国公立大学側の多くが科目増の処置をとったわけです。
数学に と があることが、「科目数」をカウントするときに見落としがちな点です。
また、以前は「社会」という「1教科」だったものが、今では「地歴」「公民」として「2教科」と数えるようになった(正確に言うと、高校の課程では「社会」という教科がない!)ことも、30代以上の方はご存知ない方が多いですね。
◎満点は何点?
満点を「950点」とする国公立大学(とくに難関大学)が多いです。
◎今年度(2012年度)は2011年度までと何が変わった?
理科と地歴・公民の受験の仕方が大きく変わりました。
たとえばこれまでは、「地歴」と「公民」は別々の時限(それぞれ60分間)での受験だったのですが、今年度から「地歴と公民をあわせて120分という時間内で解く。60分経過時点で1教科目の解答用紙を回収する」ことになりました。
これにより、これまではできなかった「(公民を受験せず)地歴だけ2科目受験する
長男くんもわかってるんだかないんだか、きっとわかっていまい~なのでメモ的に以下の記事を抜粋
昔と違う?2012年、センター試験のいま。/寺西 隆行(INSIGHT NOW!) - goo ニュース2012年1月16日(月)10:50
2012年度のセンター試験がこの週末に行われました。
1990年に始まったセンター試験。20年以上続いていますが、フツウは「自分の受験した年のセンター試験事情」しか知りませんよね。
今週はセンター試験の記事もたくさんメディアに掲載されるでしょうから、「今のセンター試験ってこうなっている!」という、ちょっとしたネタの提供を。
この週末にセンター試験が実施されました。志願者数55万人!と、国にとっても一大行事。
なんせ全国様々な会場で、全く同じ時間に開始~終了しなければいけない、というシロモノですから…。
問題用紙など、試験に必要なものは、試験場までの輸送に特別な専用車を用いて、警備員常駐で輸送されているほどのものなのです。
参)
さて、センター試験は、各大学、様々な用途で利用します。
代表的な使用例は、東大を初めとする国公立大学が、「独自で出題する二次試験の前に、教科書レベルの知識を様々な教科に渡って広く理解できているかどうかを試す」というものです。一般的に知られている用途ですね。これはセンター試験導入当初より変化ありません。
そして、国公立大学志望者は、大学個別の二次試験に臨みます。
でも…このセンター試験、細かなところはいろいろ以前のやり方から変化しているのです。リスニングが導入されたことは有名ですよね(2006年)。
これから1週間程度、センター試験について、いろいろ話題が盛り上がると思いますので、以前とはこの辺が違うんだよ!ってところや、こういうことになっているんだよ、というマメ知識的なことをちょっと記事にしてみます。
注)読者層として30、40代の皆さんを意識しています。また、細かな部分はざっくりと説明し、(正確さより)わかりやすさを優先していることをご了承ください。
◎共通一次試験とセンター試験の違い
1990年に導入されたセンター試験。それ以前の「共通一次試験」との制度的な違いは、「国公立大学のみが利用するもの、という位置づけから、私立大学も(試験結果を)利用してもよいもの、とした」部分です。
◎様々な「受験上の注意」
・受験票の写真は、試験中に眼鏡をかけて解く場合、必ず眼鏡をかけてとらなければいけません。
・シャープペンシルを使用することは構いませんが、あくまでメモ書きや計算用として。マークシート記入時は必ず鉛筆(H、F、HB)で行わなければいけません(マークシートへの解答が読み取れなくなる可能性があるため)。
・カンニングだけではなく、他の人に答を教えても不正行為として退場を命じられます(苦笑)。
・定規はそもそも机上においてはいけません(=使用不可)。
◎「センター試験として用意されている科目」と「その科目で志望大学に出願できるか」は別
たとえば、センター試験の「科目」の中に「理科総合A」というものがありますが、これは「センター試験の問題として用意しました」というだけで、この科目を受験しても東大には出願できません。
他の例で言えば…2012年度の試験科目に「倫理」「政治・経済」そして「倫理、政治・経済」というものがありますが、だからといって“俺、倫理はめちゃめちゃ得意だけど政治・経済は苦手だから「倫理」で受けるわあ”と単純にはなりません(2012年度の東大出願では必ず「倫理、政治・経済」の科目選択が必要、など)。
受験生の保護者の立場では、センター試験の出題科目の変化を見るだけではなく、お子様の志望校がセンター試験で何を課しているかまで見る必要があります。
◎「教科」と「科目」の違い
教科は「外国語」「数学」「国語」「理科」「地歴」「公民」の6教科のことで、この中で「英語」「韓国語」「物理」「日本史」…などに分かれているのが「科目」です。
大学に出願に必要な「科目数」としては「7科目」がメジャーで、標準的な出願パターンは
○英語・国語・数学 ・数学 ・地歴 or 公民の1科目・理科の2科目、という「5教科7科目」
・英語・国語・数学 ・数学 ・地歴の1科目・公民の1科目・理科の1科目、という「6教科7科目」
となります。
1990年~2003年頃までは「5教科6科目」が多かったのですが、いわゆる「ゆとり教育」を懸念した国公立大学側の多くが科目増の処置をとったわけです。
数学に と があることが、「科目数」をカウントするときに見落としがちな点です。
また、以前は「社会」という「1教科」だったものが、今では「地歴」「公民」として「2教科」と数えるようになった(正確に言うと、高校の課程では「社会」という教科がない!)ことも、30代以上の方はご存知ない方が多いですね。
◎満点は何点?
満点を「950点」とする国公立大学(とくに難関大学)が多いです。
◎今年度(2012年度)は2011年度までと何が変わった?
理科と地歴・公民の受験の仕方が大きく変わりました。
たとえばこれまでは、「地歴」と「公民」は別々の時限(それぞれ60分間)での受験だったのですが、今年度から「地歴と公民をあわせて120分という時間内で解く。60分経過時点で1教科目の解答用紙を回収する」ことになりました。
これにより、これまではできなかった「(公民を受験せず)地歴だけ2科目受験する