確かに不適切な比喩、ていうか
ケンカ売ってるのか!?な会話ですね~ははは
その例えは適切?――不適切な比喩【カイゼン!思考力】】(ダイヤモンド・オンライン) - goo ニュース2011年6月25日(土)08:40
陥りがちな思考の罠に迫る「カイゼン!思考力」。今回は、不適切な比喩を取り上げる。
――問題です
以下のAさんの問題点は何か。
Aさんと、専業主婦である奥さんの会話。
Aさん「専業主婦というのは、企業に例えれば社内サービスを行うコーポレイト部門だと思う。外からお金を稼ぐわけではないが、家庭内の人間に対してはしっかりサービスを提供しなくてはならない。つまり、僕と子どものニーズを知り、満足度を最大化させるのが専業主婦の努めなんじゃないかな」
奥さん「はあ?」
Aさん「ところが最近は、料理は手を抜いているし、掃除もちょっといいかげんだと思うな。ちゃんと家族を満足させるように家事をしてほしいな」
奥さん「そんなにご不満なら、家事は誰かにお金払って頼んだら。会社だってそうしてるでしょう。プロにやってもらう方が、ずっと美味しいし、家も奇麗になるわよ」
Aさん「おいおい、ちょっと待ってよ…」
解答はこちら
比喩:ある物事を、類似または関係する他の物事を借りて表現すること。たとえ。
適切なたとえを使わないと相手の感情を害したり説得力もなくなりますね。上の例だったら、その例えはまあいいとしても、それを奥さんへの要求に使うことがまずいですね。
普通の会話や文章に上手に比喩を用いることができるって素敵です。
修辞法としての比喩法の種類:
直喩(明喩)「ようだ」「ごとし」「似たり」などの語を用いて、二つの事物を直接に比較して示すもの。「雪のような肌」「蜜に群がる蟻(あり)のごとく集まる」の類。
隠喩(暗喩)「…のようだ」「…のごとし」などの形を用いず、そのものの特徴を直接他のもので表現する方法。「花のかんばせ」「金は力なり」の類。メタファー。
諷喩(ふうゆ) 他の事にかこつけて、それとなく遠回しにさとすこと。たとえだけを提示して、その本義を間接的に推察させる方法。「燕雀(えんじゃく)安(いずくん)ぞ鴻鵠(こうこく)の志を知らんや」が、小人物に大人物の心はわからないの意をさとらせる類。
引喩 故事・ことわざや人の言葉をたとえに引用して、言いたいことを間接的に表現する方法。「四十にして惑(まど)わず、と論語でいう通り…」の類。アリュージョン。
換喩 ある事物を表すのに、それと深い関係のある事物で置き換える法。「青い目」で「西洋人」を、「鳥居」で「神社」を表す類。