第11回 淀 河津桜 他
4月を思わせる陽気に誘われて、13時30分に京阪電車淀駅に16名が集合しました。
今回の主題は淀の水路に咲く河津桜です。例年よりも開花が遅れ気味でしたが、
この陽気で咲いていると期待します。
駅前広場には、淀城内に水を引き込む為に直径8間と6間の竹製の水車が設けられ、
今はその半分のレプリカが設置されています。
先ずは駅の北東地区にある淀古城址を見に行きました。 秀吉が茶々の為に整備し
鶴丸が誕生しました。 今は妙教寺にその碑がありますが、コロナで入れません。
一旦、交差点まで戻り、西に少し歩くと淀城のお堀があります。 その一部には花が30cmも
ある「淀君」という蓮があり、7月下旬には最盛期になり、9月初めまで楽しめるようです。
城壁の散策路を行くと、早速、河津桜のトンネルがあります。 河津桜は植えられて
から10年後位に開花し始めるようです。
ここには 高遠の桜も植えられていますが、さすがに蕾固しの状態でした。
城址公園内に 1723年から城主を務めた稲葉家の祖「稲葉正成」を祭神とする稲葉
神社があります。 正成の妻は春日局です。
その隣に與杼(よど)神社があります。かつては桂川の西岸にありましたが、
1900年に移築されました。
江戸時代の淀城です。 宇治川、桂川、木津川が3方を囲み、場内にも多くの水路が
設けられていたことがよく分かります。
淀は、京街道の伏見と枚方の中間の宿場でした。 その面影が残っています。
河津桜は1月下旬から淡紅色の花を約1ケ月に亘って咲き続けます。
淀の水路には2002年から植え始められ、約200本に増えています。
もう少し西に進むと、旧木津川の跡がありその西岸に面して木田醤油店があります。
1855年創業で元は清酒を製造していました。
その近くには水害から守るための石垣や住居もあります。
駅に戻ると、もうすぐ100周年を迎える為に改修中の京都競馬場が見えます。
4月22日に再開されます。