こんな見出しの週刊誌の新聞広告。昨夜の某民放ニュースでも同じようなことを言ったコメンテーターがいました。
トクホよりも安全性のチェックが甘い機能性表示食品制度は、当初から問題が指摘されていた、見直しを急ぐべしと。
救いは東京大学の専門家(失礼ながら名前は覚えてない)が、「機能性表示食品制度が悪いのではなく、今回はプベルル酸が混入したことが問題であり、医薬品でも他の成分の混入が問題になったことはある、混入は製造過程と考えられるが、急ぐべきはどうして混入してしまったのかの検証である。機能性表示食品と製造は切り離して議論しなければならない」とコメンテーターの発言をバッサリ。アッパレ!!
この件について私は一応、専門的な立ち位置なのでコメンテーターが間違ったことを言ってるのが分かるのですが、専門外のことだったらコメンテーターの意見に同調してしまうかも知れません。
何事も本筋を見抜けるように勉強は必要だと再認識させられました。
ちなみに専門家が言ってた医薬品の混入は、3年半前の水虫の飲み薬に睡眠薬が混入していた事案で、この時も死亡者が出ています。病院で処方される医薬品でも、そんなことは起きてしまうのです。チェックは制度ではなく、製造管理ですね。