健康長寿の窓口 (タロー8の脳腫瘍闘病記改め)

2009年に乏突起神経膠腫の手術を受け15年が経過したことを機にブログをリニューアル、健康長寿の情報を発信していきます。

タンパク質を摂ってエントロピーに抗いましょう

2024-04-02 18:52:05 | 日記

 3月26日の投稿で、「エントロピーが増大するから細胞は分解の方向へ進むと同時に合成も行う動的平衡状態にあるが、僅かに合成が速く老いていく」と書きました。この動的平衡は、2016年のノーベル医学・生理学賞の大隅良典先生の研究で有名になったオートファジーで説明できると考えています。オートファジーは、「(細胞が)自らを食べる」、という意味ですが、食べるとタンパク質が分解されてアミノ酸ができるだけではなく、そのアミノ酸を再利用して新しい細胞を創る現象のことです。

 生きた細胞は賞味期限を過ぎる前に常に生まれ変わることで生命を維持している訳で、死んだ(賞味期限を過ぎた)細胞は生まれ変わることはできません。生まれ変わると言っても、タンパク質は生きて行く中で何らかのダメージを受けているので、一部のアミノ酸は再利用することはできず、食事で足りないアミノ酸を補給しなければなりません。また、アミノ酸の再利用で新しい細胞を創るために必要なエネルギー(エンタルピー)を補給しなければなりません。

短いですが、本日は疲れたので続きは、また明日(の予定)。