三番叟
人形浄瑠璃「傾城阿波の鳴門 巡礼歌の段」
あらすじ
徳島藩のお家騒動に絡んで、阿波の十郎兵衛・お弓の夫婦は主君の盗まれた刀を詮議するため大阪玉造に盗賊銀十郎と名を変え住んでいる。そこへ巡礼姿の娘お鶴がはるばる徳島から父母を尋ねて来る。お弓は我が子と分かるが、そこで親子の名乗りをしたのでは、我が子にどんな災いが来るとも限らない。お弓は涙を飲んで別れる。名残惜しげに見送るのだが、ここで別れては今度いつ会えるか分からぬと追いかける。
太夫と三味線
こども歌舞伎 「白浪五人男」 青砥稿花彩画(あおとぞうしはなのにしきえ)
三人吉三 大川端庚申塚の場
あらすじ
節分の宵。夜鷹のおとせは昨夜の客を探していた。客が百両を落としていったので、殊勝にも返そうと思ってのことだ。そのおとせが大川端にさしかかったところに、振袖姿の可愛い娘があらわれた。道を聞かれたので、親切にも案内しようとするおとせ。その懐に大金があると知ると、娘は突如として本性を現し、財布をひったくった。大家のお嬢さま風に見えた娘は実は男で、お嬢吉三という盗っ人だったのだ。取り戻そうとするおとせを非情にも大川に突き落とし、ニンマリと笑うお嬢。この一部始終を見ていた男がいた。お坊吉三という、これも盗っ人。金をめぐって斬り合いになるが、割って入ったのが、これまた盗賊の和尚吉三。争いの種の百両は和尚が預かることになり、同じ名を持つ三人が出会ったのも何かの縁と義兄弟の契りを結ぶ。
カーテンコール
館山市の千葉県南総文化ホールで たてやま村歌舞伎保存会 陽春公演があり 三番叟 人形浄瑠璃 白浪五人男 三人吉三などを見せて貰いました。どの演目も見事で素晴らしかったです。あらすじは インターネット検索でお借りしました。