Yoshikoのお部屋

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無くなってゆく風景 京都 丹波橋

2014-11-03 20:19:57 | 
私が大分前にこちらに住み始めた頃は、お酒の工場が多くて、あちこちからよくご飯の炊けるような匂いがしていました

ウチの向かいもお酒の工場でしたが、随分前に無くなり今はマンションになっています

日本酒って、あんまり昔ほど売れなくなってきているのですね

近くのお酒の工場も無くなったり、縮小されたりして、マンションやチェーン店の大きなお店が出来たりしています。

何処にでもあるような風景になるのは少し寂しいような気持ちがします


今年になってから、伏見の丹波橋通りでも、長い間放っておかれた月桂冠の建物も壊されて、ショッピングモールが
出来るようです

景観は良いのですがこのままでは維持費が掛かるそうで、これも時代の流れなのかもしれませんね


私は、無くなる前にその風景を描いておくことにしました

もっと早くから伏見の無くなる前の風景を描いておけば良かったと後悔しています
昔は仕事が忙しくて、それどころではなかったのだと思います。


ジッと観察していてひとつ大きな事に気づいたのですが、この小さな川の橋が「丹波橋」でした

長く住んでいますけど、絵を描こうと観察するまで全然気づきませんでした

人の感覚って曖昧ですね


それから何人か近くの人に「あそこが丹波橋って知っていました?」と聞いてみましたけど、

9割位は知らなかったと言っていました

駅名にもなっているのにね・・・・

最近、この酒蔵も壊されて無くなってしまいました・・・・・。


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6 コメント

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時の移ろい (三毛ネコ)
2014-11-04 08:18:36
ある程度の年齢になると、人は過去を振り返りたくなるものなんですね。
須賀敦子さんというエッセイスト・翻訳家をご存じですか?
彼女は60歳くらいになってからものを書きはじめ、10年と少し、亡くなるまでに珠玉のようなすばらしいエッセイを残しています。
登場人物のほとんどすべて、かつて、彼女の身に回りにいて、親しく接していた人びと。

彼女はその記憶をさかのぼり、丁寧に磨きあげて、ピュア&エレガントな美しい日本語にまとめあげています。
イタリア人と結婚し、イタリア暮しが長かったので、イタリアでのエピソードが多いのですが、わたしは彼女を読んで、過去とのつきあい方を学んだのですね。

自分の暮しや身体の延長上にあるものに対し、もっと関心を向け、いたわらなくては。
記録は記憶でもあります。
写真を撮るまなざしが、須賀さんとの出会いで深まったのです。
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三毛ネコさん (Yoshiko)
2014-11-04 16:38:35
こんにちは

そうですね。
私も前ばかり向いて後ろを振り返るのは嫌いだったのですが、そうでは段々なくなってきました。

私も記録は記憶だという感覚を持っています。

須賀敦子さんは知らないですが、少し興味があるので、
ヴェネツィアの宿という本を見つけたので読んでみようと思っています。
ありがとうございます。
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Unknown (エリー)
2014-11-04 22:42:48
こんばんは

伏見ってお酒どころのイメージがありますけど、昔の風景がなくなっていくのは寂しいですね。

絵で残していけたら記録にも記憶にも残りますね

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エリーさん (Yoshiko)
2014-11-05 20:17:28
こんばんは

伏見はお水が有名なのでお酒造りも栄えていましたが、
徐々に少なくなり風景も変わってきました。

仕方ない事ですが、少し寂しいですね。

でも記憶には残るので、そういう事を大切にしたいなと最近思いますね
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Unknown (みき)
2014-11-06 17:28:16
大学が兵庫県だったので
その頃学校の近くだった灘の酒蔵の街並みを思い出しました。

もしかすると伏見の酒蔵と同じ道を辿っているのではと思うと寂しくなります。

でもその風景は今も記憶の中に確かに残ってます。


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みきさん (Yoshiko)
2014-11-07 09:54:04
おはようございます

灘の酒蔵も無くなる事はないと思いますが、多分段々と減っていっているのでは?と思いますね。

私は昔見たものや感じた事の方が記憶に強く残っている事が多いです

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