父と母と3人で観に行きました。いつもは独りで行くか、映画好きの親友と行くので、とても珍しい事です。父母と一緒なので良い席でと思い、ネットで予約しました。最近はネットで座席まで予約できるんですねぇ
広告代理店に勤める熱血サラリーマン、佐伯雅行(渡辺謙)が、50歳前にしてアルツハイマーに罹り、悪化する一方で、妻枝実子(樋口可南子)の愛に支えられて・・・というストーリー。
よかった~です。今まで家庭を顧みない多忙の雅行が、アルツハイマーになり、仕事を余儀なく退職させられて、専業主婦だった枝実子が働いて生活を支えるようになり、180度生活が変わったのですが、あれだけ献身的に尽くす奥さんを見ていると、本当に家庭を顧みなかったのかな~ 忙しい中でも、妻子の事を愛し、大切に思っていた事が家族に通じていたからこそ、枝実子は変わっていく雅行を大切にできたのではないのかなぁと思いました。元気な時に、家族だけでなく、周りの人を大切にしていると、弱者になった時に、同じ分だけ大切にされる貰えるモノだと思います。人間って、弱者になった時に初めてありがたさが実感できる、とても愚かな動物だと思います
それにしても、謙さん「ラストサムライ」や「SARURI」からすると、カッコ悪い役どころですが、それでもあんなにカッコよく 人を惹き込む力があるのは、謙さん自身の生き方や考え方がとてもステキだからなのだと思います。オーラを持っている人というか・・・。とにかく謙さんの泣くシーンでは、一緒に泣いちゃいました
ただ、これは私が観ている映画などで、よく思う事ですが、ラストがなんだかイマイチの映画が多く、これももう一歩だという感じがしました。
なので、95点くらい。でも、Yoshikoイチオシの映画です