我が家には、同じ採胚の時の受精卵から生産した2頭の姉妹(美津照重ー百合茂ー金幸ー平茂勝 母はみーちゃん①)がいる。
姉のあいちゃんは4産目を受胎、妹のみっちゃんは前月初授精の妊鑑待ち。
どちらもゲノミック育種価が出ている。
全姉妹なのにかなりちがう。
また、母のみーちゃん①も、事業団種雄牛の美津照重もゲノミック育種価が出ている。
母のみーちゃん①の交配予測で美津照重を相手にすると、上記姉妹が含まれる群の平均値(産子予測ゲノミック育種価)が出る。
3つを比較してみた。
項目 みっちゃん あいちゃん 予測値
枝重 43.161 H 26.904 A 35.412
ロース芯 1.188 B - 2.154 C 0.583
バラ厚 0.390 A 0.192 B 0.184
皮下脂肪厚 0.077 C - 0.134 B 0.103
歩留 - 0.114 C - 0.340 C - 0.264
BMS 1.001 A 0.561 B 0.712
MUFA 2.459 1.033 1.914
オレイン酸 2.531 0.829 1.965
産子予測値と比べると相対的にみっちゃんが高く、あいちゃんが低い項目が多い。
そのブレ幅もかなり大きい。
産子予測値には統計的な上限下限は示されていないが、たまたま、みっちゃん、あいちゃんがその位置に近いのだろうか?
産子予測値を見てから交配したとしても、期待どおりの産子なのかは、ゲノミック育種価、さらには産子成績を見なければわからない?
そもそも、今のシステムでは、事業団がみっちゃん、あいちゃんの個別成績をたまたま入手しない限りは産子個別成績が母のゲノミック育種価に反映されない?
福之姫は反映されている?。
事業団がゲノミック育種価(SNP解析)を持っていないだろうと思われる鹿児島民間種雄牛の娘牛と福之姫の娘牛のゲノミック育種価は同等に評価できているの?