土曜日、久しぶりに成牛の削蹄(蹄形修正)をした。
小さい蹄の子牛や初期の育成牛は、夏場でも時々蹄形修正を行っていたが、蹄の大きな親牛は久しぶり。
親牛は時間がかかり、サシバエが多くなると、削蹄中の私がサシバエの餌食になり、たびたびのチョイ痛さで中断しなくてはならないので、親牛の削蹄は極力しない。
でも、蹄は伸び続けている。(*_*;
最近サシバエが減った(例年に比べ9月以降非常に少ないように思う。)ので、親牛の削蹄(蹄形修正)をしてみた。
削蹄したのは、削蹄中あまり動かないももちゃん①、ひさちゃんの2頭。
蹄底は挙肢が下手なので基本しない。
素人1人では後肢は危なすぎて無理。
前肢蹄は蹄形があまりにひどい(主に蹄踵で立つ牛)ときは、持ってみておとなしい牛(持ってみないとわからない)は鎌で蹄底を削ることもある。
使った道具は写真の2つ折れノコ(刃渡り約15cm、2段階ストッパータイプ)、ナタ(ゴムハンマー)、ノコヤスリ。
2頭とも蹄尖が1.5cm前後伸びていて、ノコヤスリで削るには伸びすぎ、2頭はナタノコ大丈夫な牛だったので、ノコで先端約1.5cm切り、ナタで軸測の曲がって伸びた部分を真っ直ぐに落としてからおおよそ蹄形を整え、ノコヤスリで仕上げるやり方で行った。
ノコはじたばたする牛では細心の注意が必要だが、ナタで叩き落とすよりおとなしい場合が多いと思う。
また、ノコは2つ折れの2段ストッパー、長さの短いものがよい。
写真のように、2つめのストッパーで止めるとノコを握ったままでも手が板に擦れずにノコ刃面が水平になるので、ノコだけで蹄尖を切り落とすことができる。
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