鑿の柄付け職人の日常 !!

手道具存続の為に頑張ります。

リニューアル

2019-06-12 21:06:43 | 大工道具
柄を変えるのには惜しいけど綺麗になる?

金物まつりで知り合った方の依頼でした。

口金も輪も錆びてます。鑿は新品です。


「替えたらいい物になる!」お互いは思いは一緒でしたが・・・。



柄は聞いてなかったけれど、なんと柘植でした。

同業者からも言われました。「折れても知らんぞ!くらい言うとかな」と。



なんとか折れずに抜けました。凄く気を使いました。







内も外もよく錆びています。


口金を磨き直して色付け。





いい仕事してあるので何とかなりそうです。

穴が大きければ何ともなりません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

8分仕込み?

2019-06-12 06:30:04 | 大工道具
だいぶ前の仕事です。

「抜くから最後まで仕込まなくていい!」と言われる常連さん。

口金も仕込みも8分仕上げ。

鉋台では聞いた事有りますが、柄付けは大概最後まで仕込みます。



抜いて直すからこれでいいとの事。

割り切って口金も仕込みも8分で。







穴もこの時点で先に当たる感じです。


芯と歪みは見てます。









でも、仕込み方向が変えてしまえ少しばずれると思います。



穴はかなり固めだと思います。口金を閉めると穴も小さくなりますし。

一本は中尾の付け根が残ってるので最後まで仕込めるか?ですが・・・。










中尾付根も。

残ってるの物と。






綺麗に取れている物とでは穴の開け方も変わります。





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする