金属民が生み出した妖怪「一目連」日露戦争に参加!? 2か所に祀られている
水木しげるの妖怪図鑑を見ていると、暴風雨を引き起こす妖怪として「一目連」が紹介されている。構図としては巨大な目が描かれており、暴風雨の中を逃げ惑う人々が描写されている。この「一目連」は三重県の妖怪であり、三重県では神様として祀られている。
2018年11月24日、長良川おんせん博覧会の企画として行われた「山口敏太郎と行く妖怪ツアー」の一環として「一目連」に会いに行った。祀っている神社としては多度大社が有名だが、まずはもう一箇所の「一目連神社」に参拝した。
この神社は、桑名市西鍋屋町に鎮座しており、地元の人から深い崇拝を受けている。江戸時代初期に、桑名藩主を務めた本多忠勝が鋳物師の広瀬一族を桑名藩に招聘し、広瀬鋳物の工房を西鍋屋町に設けた。それゆえに金属民の崇拝を集めた一目連神社が同地に建立されたと思われる。この辺、別項目で書いた桑名で発見した妖刀・村正の記事と合わせて考えると興味深いと思われる・・・(この続きはこちら)
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