ツタンカーメンの父、アメンホテプ4世の素顔の再現に成功
長い古代エジプトの歴史の中で、現代において最も有名なファラオのひとりがツタンカーメンだ。幼くして父、アメンホテプ4世ことアクエンアテンのあとを継いでファラオとなり、19歳で何らかの要因で亡くなったとされている。足が不自由で体も弱かったそうだが、父によるアテン信仰から従来通りのアメン信仰に戻したり、ヌビアやヒッタイトとの戦争に勝利するなど政務は精力的に行っていた事が解っている。
ツタンカーメンの父に関しては様々な説が出ていたが、2010年にアメンホテプ4世のミイラが特定され、DNA鑑定が行われた結果父親はアメンホテプ4世であることが確実となった。そんなアメンホテプ4世ことアクエンアテンは、大規模な宗教改革を行った事と写実的・開放的な描写がみられるアマルナ芸術を発展させた事で知られている・・・(続く)