謎の遺物に特殊な地形…日本三大ピラミッドの一つ「黒又山」の謎

日本の各地でピラミッドと称される山は、広島県の葦嶽山をはじめ長野県の皆神山など各地に点在しているが、秋田県鹿角市にある黒又山もその一つである。
地元では「クロマンタ」という愛称で呼ばれるこの山は、標高280.6メートルの整った円錐形をしているため人工的に作られた山なのではないかとも言われており、日本のピラミッドと呼ばれる山の中でも特に有名な存在となっている。
日本のピラミッドと言えば列石などの遺跡がつきものであるが、黒又山も例外ではない。山のすぐそばに国の特別史跡である「大湯環状列石」が存在しているほか、山頂でも立石や円弧状の列石が確認されている。さらに、山頂に建つ本宮神社の境内からは、列石の他に縄文土器などの遺物が多数出土しており、大量に大型の遺物が狭い区域に集中して出土する非常に珍しい場所となっている…(続く)

