日本超古代史を記した文書の持ち主「竹内巨麿」とは何者だったのか…

イエス、モーゼ、釈迦など世界の偉人が日本にやってきていた、世界各地の文明は日本が起源である、など。想像を絶する世界観・歴史観にあふれる奇怪な史料「竹内文書」。
その所持者であったのが竹内巨麿である。
竹内巨麿という人物については、素性が定かではない。彼は明治初頭、富山県の樵の家に生を受け地元旧家の竹内家の養子となる。祖父から譲り受けたと称する古文書や神宝を公開して天津教を設立するに至り、現在も茨城県にその本庁である皇祖皇太神宮が存在している。
神代文字を読み解き、祈祷によって病を治すといった奇跡を起こす霊能力者だったそうであるが、のちのGHQの取り調べでは「誇大妄想者」と断定されたという…(続く)

