剣豪「宮本武蔵」の英雄伝説は自己アピールのための誇張だった?!
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江戸時代初期の剣術家、特に剣豪として現代でも知られる宮本武蔵。いわゆる二刀流という二刀を用いた二天一流兵法の開祖としても有名な武蔵は、巌流島の戦いにおける佐々木小次郎との決闘や、自著『五輪書』で記される無敗伝説に基づき、多くの作品の題材ともなってきた。
現在、我々がイメージする剣豪宮本武蔵は、作家吉川英治の小説『宮本武蔵』によるところが大きい。不朽の名作とされる本作では、関ケ原の合戦後から巌流島の戦いまでを描き、作者曰く剣の道を求める一人の男の物語にすることをテーマとしている。
その一方で、史実に基づくことを目的としていないということには注意が必要だろう。それすなわち、我々が一般的にイメージする宮本武蔵は異なっているかもしれないということだ…(続く)
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