吊り上げたのは「腐敗した恐竜」!?今から約50年前に起きたニューネッシー騒動
1977年4月、日本のトロール船「瑞洋丸」がニュージーランドのクライストチャーチの東を航行中、網に巨大な生物の死骸がかかった。
大きさは実に9メートル、重さはなんと1800キロ。クレーンで吊り上げたところ、長い首に小さな頭、4つの大きな赤い色のヒレ、そして長さ2メートルほどの尾があることが判明。胸腔内には内臓はなく、腸は腐敗していたため失われたものとみられている。腐乱しているとはいえ、その姿は古代の海を泳いでいたプレシオサウルスに酷似していたのだ。
思わぬ貴重な生物の死体の発見に船上は騒ぎになったが、このまま腐乱死体を積んでいては他の魚に悪影響が出てしまうため、写真やスケッチを残したあと体組織に残っていたひげ等を採取し、謎の死体は海に遺棄されることとなった…(続く)