シンガーソングライター尾崎豊の死の謎「尾崎豊他殺説」
1980年代から若者たちから絶大な人気を得たシンガーソングライター尾崎豊は、1992年に26歳という若さでこの世を去った。
あまりにも唐突な訃報に多くの人々が衝撃を受けた彼の死は、当時より不可解な部分が多く見られ、現在に至ってもなお謎めいたものとなっている。
1992年4月25日の早朝、都内の民家の軒先で全裸の状態で倒れている尾崎が発見された。目撃者の証言によれば、彼は持っていたバッグの中身をぶちまけて、ブロック塀に何度も頭を打ち付けるなどの奇行を繰り返していたという。
病院に搬送された後、尾崎は妻の繁美とともに自宅マンションへ帰宅し、暴れたり嘔吐したりを繰り返すうちに寝入るもほどなくして危篤状態に陥る。同日午後に息を引き取った彼の死因は、「肺水腫」であると発表された、がその2年後、死体検案書の内容が流出したことによって、司法解剖の際に彼の体内から覚醒剤が検出されたことが明らかとなった…(続く)