「水溜りに浮かぶ老人」


ヨケスです。
早速ですが、今日、フッと思い出した私自身の体験談です。
30年くらい前ですが、夜10時ごろ、当時、私は高校生で、片道一車線の通りをスクーターで、かっ飛ばして走っていると、前方に大きめな水溜りが見えました。
私は「スクーターで水溜りの中をシャーーーッと、豪快に走り抜けたい!」と思い、バイクのメーターに自身のアゴを近づけ、前傾姿勢のまま、水溜りに突入しようと走っていました。
すると、大きめの水溜りより一回り小さい大きさで、水溜りの中に、生気のない見知らぬお爺さんの顔が見えました・・・最初は無表情でしたが、直ぐに苦悶な表情に変わりました。
それは、何か叫ぼうとしているかのように、常識以上に、大きく口を開いたところに、スクーターごと入って行くかのように、私はそのまま突入してしまった・・・という話です…(続く)

